一年を通して考えると、二月はこれまで地味な月であった。
地味で冴えない、不景気な、暗めの月だった。
その二月がある時期から急に明るい月になった。
バレンタインデーというものが定着して、明るい月になった。
と思っているうちに、節分に恵方巻が参加するようになって、二月は更に賑々しくなった。
バレンタインデーのチョコレートと節分の恵方巻によって月のランクが上がったのである。
だがここへきて、その賑わいにやや翳りが見えてきたのも事実である。
バレンタインデーの義理チョコはやめよう、恵方巻は売れ残るほど作るのはもうやめよう。
と教育的指導というか、物言いというか上から目線的な機運になっている。
そんな時代が変わりつつあることを、我々日本人も肌で感じている。
本来節分は、豆まきであった。
「福は内、鬼は外」と叫びながら、各家の開口部から外へ向かって豆をまく、という行為は現在の家屋事情にあっているだろうか。
豆という食品を、相手が如何に恐ろしい鬼とはいえ、投げ捨てるようにしてもいいのだろうか。
食糧危機と叫ばれている国から見たら野蛮な行為ではないか。
2024年問題とは本質が違うが、二月問題として政府に対応を求めたいのだが、政治とカネの問題でそれどころじゃないようなので、この問題はまた先送りされてしまうことでしょうね。
月日は流れ、あっという間に二月になってしまった。
明日のNHK朝ドラは、涙なくして見れないだろうな…と思う朝ドラファンでした。