写真の料理は「豚バラ肉とにらの中華風炒め物(ニラ豚)」。テレビで仕入れたレシピで作ってみました。"自宅でひとり昼ごはん"にはピッタリな料理だなと思う(反省点はちょっと炒め過ぎて、ニラのシャキッと感が損なわれたこと)。もちろん、これだけでは栄養的に偏っているけれど。
実はこのレシピは料理番組ではなく、NHKで放映されていたテレビドラマ『2次元グルメドラマ 本棚食堂』の中で登場したもの。
このドラマ、男性2人組の"少女"漫画家が、作品制作に煮詰まると、書斎に篭って(これがなかなか素敵な書斎)、小説や漫画の中からおいしそうな料理を探し出し、実際に二人で作ってしまう、と言うお話。毎回、ごっくんと唾を飲み込んでしまいそうな、美味しそうなレシピが登場します。
今回の料理のレシピは、ドラマの中で下のような画像で映し出されました。どうです?何だか、思わず実際に作りたくなるような、誰でもすぐに作れそうな見面(みづら)でしょう?
このレシピの出典は、確か作家の阿川佐和子さんの『魔女のスープ』だったと思う。軽妙な阿川さんのレシピ解説も食欲をそそります。
特に「最後に醤油をやや多めにタラタラタラと落とせば出来上がりである」が想像をかきたてる。想像して思わずよだれが出そうになる。タラが2回ではなく3回続くのが…ねえ、おいしそうでしょ?
調味料も塩やこしょうさえ加えない、醤油オンリー。すごくシンプルな味付けなのに、ニンニクと生姜の薬味で、しっかり味にコクが出ています。
ニンニクと生姜のみじん切りを合わせれば中華風味になると言うのも、いまさらのように実感できるレシピです。いろいろと応用が利きそう。
もう今や、レシピはテレビの至るところに転がっている。しかも、最近は昔のように録画して、手書きでレシピを書き取る必要はないのです。携帯電話のカメラの性能がすこぶる良いので、録画した画像を静止モードにして、カメラで撮ってしまう。録画する猶予がなければ、すぐさまカメラでカシャだから常に携帯電話は手元に用意。撮った写真をパソコンに"画像"で保存し、必要ならば印刷します。
私がテレビ画面をそのままカメラで撮ってしまおうと思いついたのは、最近の料理番組は、以前のようにHPにレシピが載ってるとは限らないから。テキストを買うまでもないし、FAXや電話でレシピを入手するまでもない。そんな時はカメラでカシャ
下のレシピ写真は「ズボラ人間の料理術」と称して大胆に手間を省きつつ、おいしく料理を仕上げるコツを紹介して名を上げた料理研究家、奥薗壽子さんがNHKの『きょうの料理』で披露していたもの。
それなりに主婦歴(料理歴?)が長ければ、材料とその分量だけでも写真で"メモ"して、調理手順はテレビを見ながら覚えられるもの。
書店に行けば、あらゆる種類の料理本があるけれど、テレビも"おいしい料理の宝庫"なのは間違いありません。せっかく身近にあるのだから、活用しなくっちゃね