はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

中国・四川大地震

2008年05月14日 | 気になったニュース
日ごとに被害の甚大さが明らかになっている。
倒壊した校舎の下敷きになって亡くなった児童の親御さん。その悲痛な叫びが胸を衝く。
中国は一人っ子政策で、亡くなった児童が一粒種というケースも多いのではないか?
自分に重ねて考えると胸が張り裂けそうになる。
近年は高層建築に関しては耐震基準を厳格に適用していると聞いたが、
中層の学校校舎や集合住宅に関してはどうだったのか?
震源地から離れた場所での倒壊も目立つのが気になる。
もしかしたら、手抜き工事による人災の可能性もあるのか?

私がかつて住んでいた中東も、コンクリート建築に適正な本数の鉄筋を使わないなど、
手抜き工事が多かった。
個人住宅の建て増しの工事も、あれよあれよという間に出来上がる、
コンクリートブロックを煉瓦のように積むだけのいい加減なものがあった。
トルコ大地震でも、住宅倒壊の主な原因は手抜き工事とされたのが記憶に新しい。


中国は今夏オリンピック開催で、名実共に経済大国の仲間入りを果たそうとしたはずだが、
チベット問題の勃発(これは人為的な要素が大きいけれど)、
今回の未曾有の大震災など、その行く手を阻むトラブルが続いている。
急激な経済発展の”陽”に、あたかもバランスを取るかのような災いの”陰”。
世界屈指の大国、中国だけに、その陰陽のバランス、スケールも半端でない。

時には否応なく、人知の及ばない何らかの力が働いて、
人間の為すことをあっさりと覆すことがあるのだろうか?
あたかもバベルの塔を築こうとした人類への神の怒りのように。

世界はこの大災害に、果たしてどう対処したら良いのだろうか?

◆ブログ内関連記事:「減災」という考え方
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