正月に訪れた美術館にて撮影。ホール天井が万華鏡になっています☺️
大変感銘を受けたので、他の方々とシェア出来ればと思い、下記に概要を記します☺️。
今の日本には若者が目指すロールモデルがいないと言われたりもするが、森岡氏は確実に「日本の明るい未来」を熱く語れる1人で、迷える若者に「前に進む力」を与えてくれる人だと思う。
森岡氏は経営不振に喘いでいたUSJをV字回復させた立役者と言われており、現在は「刀」と言う経営コンサルタント会社?を経営し、直近では沖縄本島の北部に投資総額700〜800億円規模のテーマパーク開業を目指している。
新型コロナの流行とロシアのウクライナ侵攻がブレーキとなって新テーマパークの開業資金集めに苦労したと言う森岡氏。
昨年の夏にその資金集めの目処が漸く立ち、いよいよ2025年の開業に向けて今年から本格的に建設が始まると言う。
森岡氏は事業成功の鍵として、3つの要素が交わることの大切さを説く。その3つの要素とは「自分がやりたいこと」「社会に求められていること」そして「仲間もやりたいこと(喜んで協力して貰えること)」。
今回の沖縄テーマパーク建設プロジェクトも、この3要素のどれかひとつでも欠ければ成立しなかったと、森岡氏は言う。
森岡氏は力説する。日本は例えばマンガやアニメ等、優良コンテンツの宝庫であると。それをマネタイズ(技術や知識を収益化)することが遅れているだけだと。
一例として、アジアで人気のあるキャラクターのベスト3を挙げる。3位「ミッキーマウス」、2位「ハローキティ」、そして1位は「ドラえもん」 (スタジオの出演者は誰も1位を予想出来なかった) 。
(確かに20年以上前に立ち寄ったマレーシアの空港の売店には、バッタもんのドラえもんグッズが溢れていた。既にその時点でドラえもんは東南アジアでも大人気だったのだ。さらに次に訪ねたイタリアでは、ピカチュウのぬいぐるみをそこかしこで見かけた😲。ポケモンも息の長い優良コンテンツである。)
米国は「ミッキーマウス」を看板キャラクターに据え、世界で「ディズニーランド」のテーマパーク・ビジネスを大々的に展開し、その莫大なライセンス料収入を得ている。
実はこうしたビジネスモデルを、日本が誇るキャラクターを用いて世界的に展開することで、少子化で労働生産人口が減少する未来の日本に、安定的な収入をもたらす可能性が高いと言う。
自分達現役世代が先代の有形無形の資産を受け継いで社会を発展させて来たように、今度は自分達が子や孫の世代の為に懸命に働き、日本の未来の発展に繋がるような有形無形の資産を残して行くべきだと、森岡氏は語る。
未来は次世代に託すことになるが、その為にも今は現役世代が頑張って働き、次世代に悩む時間、考える時間を確保してあげることが大人の務めだと。
つまり、どの個人も人的恩恵の縦糸と横糸の交差する点に存在するのだと言う。縦糸は「祖先を含む上の世代からの恩恵」、横糸は「同時代を生きる人々からの恩恵」。
それらの「恩恵」に応えるべく、個人個人が「自分も何か出来るはずだ」と考え、利他の思いで行動する。今、同時代を生きる人々の為に、次世代の為に、自分を用いる。
実は日本人と言うのは長らく農耕民族として生きて来た歴史から、共同体の団結力が強く、日本人は誰かの為なら、自分の為以上に頑張れる特質がある、と森岡氏は力説する。
これは個人主義の欧米人には無い日本人の強みであり、個人でオールマイティである必要はなく、「チームとして完全生物を目指せば良い」と言うことだ。
人は誰もが個々に強みを持っており、多様な個性がひとつのチームで共に働き、補い合って、出来る限り死角(目の届かない箇所)を無くすことが職場や社会では重要なのだ。
また、将来の家庭と仕事の両立に不安を抱く女子大生には、同僚女性の例を挙げて励ます。
森岡氏が「消費者が無意識に抱く思いに気付く能力に長けた人である」として「最強のマーケター」と呼ぶ森本咲子氏曰く、「実は子供を持って、仕事の効率が格段に上がった。それは仕事を1人で抱え込むのではなく、人に任せることにしたからだ。人に頼ることは、頼られる人のモチベーションを引き上げる効果があることも分かった。」
一介の主婦である私でさえ元気ややる気や勇気を貰えた、森岡氏の貴重なお話でした。
森岡さん、ありがとうございました。また、お話を伺える機会を楽しみにしております。
凄すぎて
えーーーーーーーっ
おーーーーーーーーっ
うっそぉーーーーーーーっ
です(・・;)
この美術館は熱海にあるMOA美術館で、某宗教団体の教祖が、素晴らしい芸術は人々の魂を救う役割を持っている、との考えのもと創設した美術館。でも、宗教色は作品を見る分には一切感じられないので、収蔵作品の質の高さもあって、熱海の観光名所になっています。
私も熱海に行くこと自体、15年ぶりくらいだったので、リニューアル後の美術館を訪ねるのは初めて。
小高い山の上にあり、麓から7つものエスカレーターを乗り継いで美術館の入り口に漸くたどり着くと言う、それ自体が宗教的演出なのではと思える興味深い美術館です。
万華鏡にサブリミナル効果はないと信じたい😅。