はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

(16)夫婦50割引♪と『ホリデイ』

2007年04月24日 | 映画(2007-08年公開)
 先週のある日、夫は50回目の誕生日を迎えた。その誕生日の1カ月以上前から、誕生日プレゼントに何が欲しいのかと夫に尋ねたが、物欲がまるでない夫は「何も要らない」と繰り返すばかり。あれこれ候補の品を挙げてみたが、すべて要らないと言う。「困ったなあ、どうしよう」―何も決まらないまま、夫の誕生日を迎えてしまった。

 ところが、誕生日当日の昼休みの時間に、職場の夫からメールが届いた。「今日は仕事帰りに映画が見たい。それが誕生日プレゼント」「本当にそんなものでいいの?」「いい。夫婦50割引を使って見てみたい」―何度かのメールの往復を経て、急遽駅前のシネコンで『ブラッド・ダイヤモンド』を見ることになった。高校生の息子も誘った。初「夫婦50割引」映画としては十分見応えのある作品で、夫は至極ご満悦。「今日のチケットは記念に取っておく」といって、大事そうに懐にしまった(結局、モノとしては、長崎のハウステンボスで昨年末に夫へのサプライズ・プレゼント用に買っておいた、トリッキーな絵で有名なエッシャーの図柄のマジック・マグカップを後でプレゼントした)

 「夫婦50割引」とは、夫婦の何れかが50歳であれば、夫婦で2000円の入場料という特別割引制度だ。期間限定で設置された制度だが、好評につき一度は期間が延長された。その期間延長も今年の6月末まで。「夫婦50割引」新米夫婦としては、期間がさらに延長されることを願いたいが、さてどうなるのだろう。延びたらいいなあ。

「夫婦50割引、3年間のキャンペーン好評につき制度化へ」

 夫婦50割引に味をしめて、日曜日にもまた映画を見て来た。今度は夫婦ふたりきりで、作品は『ホリデイ』。前回の『ブラッド・ダイヤモンド』とはうって変わって、軽いラブコメと言った感じ。LAとロンドン郊外に住む二人のキャリア・ガールが、クリスマス休暇の2週間、互いの家を交換(Home Exchange)したことで二人の身に起きるさまざまな出来事を綴ったもの。LAの陽気とロンドン郊外の雪景色、モダンな豪邸と小さなカントリー・ハウス―まず舞台設定の対照が楽しい。そしてイギリスとアメリカを代表する美女二人(ケイト・ウィンスレットとキャメロン・ディアス)の違いと共通点、二人に絡む魅力的な男性達(ジュード・ロウにジャック・ブラックに、そして老脚本家アーサー!)、登場人物達のウィットに富んだ会話―と言った細部を味わうことになる。デート・ムービーにはピッタリだろう。でも、映画館を出た後には楽しかった”気分”だけが残っている―そんな映画だった、かな(笑)。

 
               
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