去る土曜日に訪れた
靖国神社。都下の桜
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の開花標準木~3本のソメイヨシノ
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が、この靖国神社にあるのは有名な話。境内は満開の桜
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で、華やいだ雰囲気に包まれていました。
その桜
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見たさに大勢の人々が繰り出し、境内は花見客でごった返していましたが、境内では敷物を敷いての花見は禁じられているので、自由に桜
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の下を散策できました。
苔むした幹は堂々たる風格
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靖国神社の桜
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は、1870年に靖国神社競馬場が開始された際に、
木戸孝允(桂小五郎)がその周辺に数十本の桜
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を植えたのが始まりと言われています。
今や境内にはソメイヨシノ
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をはじめとして、フジザクラ
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、カンザクラ
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、枝垂れザクラ
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、ウコン
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など樹種多彩な桜
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800本が植えられ、3月下旬から4月半ばにかけて、その競演を楽しめるようになっています。
できれば桜の花
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をクローズアップでカメラ
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に納めたかったのですが、いかんせん大木で、チビの私には手が届きませんでした。その代わりに幹をパチリ
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写真ではその繊細な色合いが残念ながら分かりづらいのですが、ウグイス色の苔がビッシリと表面を覆い、年輪を重ねた大木の風格を感じさせます。
境内を出ると、参道の両脇には屋台がズラリと立ち並び、その間を花見を終えて帰る人と、これから向かう人が行き交い大混雑でした。また、敷物を敷いた花見客の集団もいて、宴もたけなわといった様子でした。
参道の入口近くに立つ銅像の周りでは「同期の桜
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を唄う会」と銘打つ集会が開かれ、年配男性が集っていました。軍歌愛好会のチラシ配りをする人も。「同期の桜
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」は、靖国の桜
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を詠ったものなのかな?戦時に同じ部隊に所属した元兵士が、桜
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の美しいこの時期に集い、旧交を温めているのでしょうか?それとも、この時期の賑わいに乗じた、右翼の街宣活動の一環?何れにしても、花見客の多くは足を止めることもなく、その脇を通り過ぎていました。
帰りに近くの
千鳥ヶ淵にも寄ろうと思ったものの、既に大勢の人出で入場制限がかかっていたようで、やむなく断念しました。後日の報道で知ったのですが、昨年の震災による花見自粛の反動か、今年は例年にない人出の賑わいで、例えば同日の
上野恩賜公園は21万5000人と、1日としては過去最高の人出だったようです。
某テレビ番組では、日本人に混じって花見の宴を楽しむ、外国人グループの姿をレポートしていました。番組調査では36カ国もの国々の人々がいたのだとか。さすがに長期滞在者が殆どでしたが、自国の料理を持ち寄ったりしながら、日本独特の文化をとても楽しんでいる様子でした。
しかし、その盛り上がりに比例するかのように、今年は急性アルコール中毒で救急搬送
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される人も昨年の数倍に及んだそうです。今や、酒屋が花見の場所まで電話1本でお酒
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を配達してくれるそうで
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、樹下の宴でついつい飲み過ぎてしまう人が続出したのでしょう。それにしも…ちょっとはしゃぎ過ぎ
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やはり不況の憂さを忘れたい思いも、飲酒に拍車をかけたのかな?それとも、今回が花見酒デビューと言う若者が多かったのでしょうか?