はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

おばさん、菅田将暉君を追っかける

2016年11月11日 | 日々のよしなしごと
 別にしゃかりきになって追っかけているというわけではないけれど、結果的に菅田将暉(すだまさき)君出演の映画やドラマを見ることが最近多い。

 彼の存在を初めて意識したのは杏ちゃん主演のNHK朝の連続ドラマ「ごちそうさん」での杏ちゃんの息子役。
 
 丸顔の坊主頭に尖がった鼻が印象的な男の子でした。ただ、杏ちゃんにも夫役の東出君にも、その風貌が全然似ていないのが気になった。でも"ええ感じの雰囲気"は醸し出していた。

 現在、私はTOHOシネマズの1カ月フリーパスポートを持っていて、家事とボランティア活動の合間に映画を見まくっているのだが(おかげでちょっとお疲れ気味)、今日はそのパスポートで彼の最新主演作「溺れるナイフ」を見て来た。つい先日見た群像劇「何者」にも、菅田君は就活中の大学生役で出演している。

 菅田君は現代の青春スターだと思う。と言っても昔ながらの正統派ではなく、変幻自在の個性派。

 品行方正ではない、ちょっとクセのありそうな、ファッション大好きで自分で服も作ってしまうクリエイティブな一面もある、見ていて飽きない男の子。
 
 映画「海月姫」では、女装が似合い過ぎな男の子を演じていた。その役作りで15、6kg減量したらしいが、映画の中ではミニスカートで脚線美を披露して弾けまくりで、主演の元「能年玲奈」を圧倒していた。

 明るい役も、陰のある役も、突っ張った役も、おとぼけな役も、ピュアな役も、汚れ役も、何でもこなす演技派である。

 女子高生に大人気らしいが、たぶん、彼の母親世代にも密かに人気だと思う(調べてみたら、若手俳優の登竜門「仮面ライダー」シリーズでも主演していたのね。それなら若いママさん世代にも人気でしょう)

 地元の大阪では進学校に通っていたらしいが、俳優になる為にそこを辞めて上京したのだとか。ちょっともったいない気がする。今は俳優業に全力投球して、賞味期限の短い青春スターとして輝いた後は、充電期間として一旦仕事をセーブして大学に進学することも考えて欲しい。

 アウトプットだけでは早晩行き詰まるだろうから、20代のうちに大学(自分の興味のあることをとことん追求できる場であれば、大学でなくても良いけれど)でインプットに励むのも大切。長い人生の前半でひたすら吸収し、反芻する時間を設けることは、その後の生涯に渡る内面の充実には必要なことだと思う。

 事務所もくれぐれも彼を消耗させることのないよう、大切に育てて欲しい。

 彼に息の長い魅力的な俳優として活躍して欲しいと願う、おばちゃんからの菅田君へのエールである。

 グーグルで画像検索かけると、夥しい数の菅田君の写真が出てくるのだけど、これがひとりの人間の写真とは思えないほど各々雰囲気が違って見えて、彼が見る者に与える印象の豊かさも、彼の表現者としての魅力のひとつなんだろうなと思う。

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