公共施設の文化講座で、先月から「色えんぴつ画」を学んでいます。10月〜12月に全6回の短期講座で、10月は1回のみ、その後1月以上間があくと言う、結構変則的な日程です。本当は夏の講座を申し込んでいたのですが、足の怪我で断念した経緯があり、秋の講座に再チャレンジです。
受講者は20人弱ですが、半分以上が夏期講座からの継続受講者でした😲
先月は基本的な構図と描き方を学んだ後、すぐに描画。自宅から持参した果物を描きました。因みに不調なのは家事で多用する右手の指で、字や絵は左手で描くので、絵を描く分には何ら問題ありません👍。
私は柿とりんご「とき」を描きました。
指導して下さる先生からは「今まで見たことのないタイプの絵ですね。色気がある。」との講評をいただきました。
「色気がある」って、今ひとつ意味が分からないのですが😅、「個性的」とも言っていただいたので、褒め言葉と受け止めておきます☺️。
「見たことのないタイプ」って、そりゃ、そうですわ。一応、私は美大出てますけど、小論文と面接だけで入学した「社会人入学」でした。美大受験生なら受験対策として当然するべき?予備校での実技指導を受けたこともない(漫画原作の映画「ブルー・ピリオド」で描かれた藝大受験の厳しさ、熾烈さには慄いた😱) 。
しかし、美大では入学時点で実技の基礎は出来ている前提で1、2年次の実技科目の演習は進められ、専攻も非実技系学科(美術史)だったからなのか、講師からの技術指導も特にありませんでした。
そう言った経緯で、こと描画に関しては我流なのです😅。だから「個性的」と言えば「個性的」。
ただ、タレントが様々なジャンルで腕を競う某テレビ番組の「色えんぴつ画」部門では(演出上?)講師の評価が絶対で、その評価基準の範疇から外れた作品に対しては手厳しい評価が下されているのに対して、今回の講座の先生は受講生ひとりひとりの個性を尊重する姿勢が見て取れて安心しました。まあ、講座は“競う場”ではなくて“学びの場”ですからね☺️。
【追記】
ウチの先生曰く、色えんぴつ画にもいろいろあり、テレビの色えんぴつ画の塗り方は「塗り絵」に近く、ウチの講座で学ぶ色えんぴつ画とはジャンルが異なるんだそうです。
ウチの講座では、線描でありながら面を意識して境界線は敢えてクッキリとは描かず、また主役のモチーフを引き立てる為なら、それ以外の例えば背景描写等は写実性に拘らず、フィクションを交えた色遣いや描線でも構わないんだとか。
正に作品で「(我々が普段目にしている)世界」を、自分の目や心を通して見たままに表現する。「自分」と言うフィルターを通して「世界」の異なった見え方、捉え方を、作品を見る人に提示する、という感じ。
さて、講座の第2回は「モノの質感を表現する」で、タイトル写真の「旅のお伴、Mathew君」を今、描いているところです。
毛並みの表現が難しい…ともあれ、「学ぶこと」は幾つになっても楽しいものです☺️。
つづく