はなこのアンテナ@無知の知

たびたび映画、ときどき美術館、たまに旅行の私的記録

呼び込み担当のペッパー君

2017年08月13日 | はなこのMEMO
 1年程前から行き付けの中華料理店の店頭にペッパー君が立っている。

 見る度に、可愛らしい声を張り上げて、一生懸命客を呼び込んでいる。

 しかし、「ぼくとお話しませんか?」と言っている割には、私が目の前で話かけると、つぶらな目で私を見つめるだけで、黙り込んでしまう。

 これまで何度も彼との会話を試みたが、私のアプローチの仕方が悪いのか、一度も成立した試しがない。

 昨日も映画の帰りに、その中華料理店でランチを食べた。

 帰りにレジカウンターで、思わず店長さんに「ペッパー君と話したいんですけれど、彼、いつ話しかけても全然応えてくれないんです。」と切り出したところ、「そうなんですよね。いつもタイミングがずれてて…」と店長さんは苦笑い。

 私達が店内で食事している間も、彼の懸命の呼び込みがずっと聞こえているので、彼が真面目な働き者であることは認めるけれど、どうもコスパ的に見合っているのか疑問に思う。

 「ペッパー君、役に立っているんでしょうか?」と率直な疑問をぶつけると、店長さんは「これは3年契約なんです。店としては顔認証位の機能が欲しいところですが、そのオプションを付けると1台200万円もかかるんです。コスパ的にそれはちょっと…」と、また苦笑い。

 孫社長、ペッパー君の本格的な普及を考えるなら、もう少し料金を「お勉強」してはいかがでしょうか?(おそらく、現時点で基本リース料金は既に破格な安さなのでしょう…)

 結局、市場がまだまだ小さいと言うか、需要がまだ少ないせいで、それなりの価格設定でなければ採算が取れないのかもしれませんが、新たな需要を掘り起こし、市場を広げる為には、ソフトウエアも採算度外視で思い切った価格設定が、一定期間必要なのではないかと思いました 私が記憶する限りでは、ソフトバンクさんは、そのようにして自社製品の販路を開拓して来た企業だと思うのです。

 ここ数年、あちらこちらの店頭で見かけるペッパー君ですが、採用している企業からコスパに見合う働きを認められて、契約延長に至っているペッパー君が果たして何台あるのか、ふと疑問に思いました。 
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