今日は夫婦でオルガン・リサイタルを聴きに、横浜みなとみらいホールへ行って来ました。国際コンクールでの優勝経験もある新進気鋭のオルガニスト、石丸由佳さんの演奏によるバッハ・オルガン名曲選。
清新さ溢れる軽やかなタッチのバッハでした。石丸さんが留学前に1年間弾いていたと言う横浜みなとみらい大ホールのシンボル的存在であるパイプオルガン「ルーシー」も、自身のポテンシャルを十二分に生かしてくれる石丸さんの演奏に喜んでいたのではないでしょうか?
特にプログラム最初の「トッカータとフーガ ニ短調 BWV565」は、その音域の広さで壮大な宇宙空間が眼前に広がるような感覚でした。時代の趨勢なのか、聴き馴染んだカール・リヒター版よりテンポが速いですが(ヘルムート・ドイチェさんの演奏でもそう感じました←改めてカール・リヒター演奏を聴いてみたら、リヒター演奏も軽快なテンポでした。私の中で印象の記憶がいつの間にか書き換えられていたようです生で聴く音はやっぱり迫力がありますね。
また機会を見つけて、夫婦で気軽にコンサートホールで音楽を聴きたいなと思います。
そう言えば、私は音楽も美術もバロックが好きだなあ…音楽は「音の強弱や高低」、絵画は「画面の明暗」のコントラストが鮮やかな印象。メリハリのあるところに惹かれるんでしょうか?バロックの時代の空気が、そうしたコントラスト鮮やかな芸術を生み出したのでしょうね。
芸術は図らずもそれが生まれた時代を反映するもの。現代の芸術は、今の時代をどう映し出しているのでしょうか?
その名の通り、ステージの奥で光輝く"ルーシー(Lucy)"