事故してしまいました。
自転車です。
自転車と自転車の接触事故。
会社から帰る途中、幹線道路の歩道上です。
やっとすれ違えるくらいの狭い歩道で、車が通ると明るくなりますが、通らないと真っ暗です。
何も見えませんでした。
気が付いたら転がっていて、何が起こったのか理解するまでにしばらくかかりました。
自転車が何台か転がっていて、一人の若者が顔を押さえています。
「ぶつかったのか・・・・・」
顔から生温かいモノが流れ落ちてきて、触ってみるとそれは血でした。
ドンドン流れて来るので、どこから出血しているか聞いてみたら、目の上とのこと。
ボクシングでよく出血する所です。
問題ないでしょう。
若者の方がちょっと心配です。
後頭部を打ったと言っていました。
まぁ、自転車で転がったくらい大丈夫だろう、そんな甘い判断のもと、
「何かあったら電話して。」
と、責任ある社会人の僕は、20歳くらいの若者を残してその場を去ってしまったのです。
ところが、自転車でぶつかった時の衝撃は、そんなものでは無かったのです。
それをボクは、自分の体の異変に気付いて愕然とし、思い知ったのでした。