顔だけなのに、どうやら全身麻酔のようです。
同意書にサインをしました。
重大な障害が残る可能性もあるそうです。
が、まだ若いし(!?)、まず大丈夫とのこと。
は「歯が欠けたりする」という文言があって、説明が飛ばされたので、確認したら、全身麻酔の時は呼吸が弱くなるため管を入れるのですが、その時にグラグラの歯があったりすると折れることもある、ということでしたので、まず大丈夫でしょう。
手術の後は個室に入るということでした。
ボクは個室は寂しい気がしてイヤだし、不思議に思ったことは何でも聞くことにしているので、これも何故か聞いて見ました。
手術後は、尿の管をつけたり、いろいろセンサーを付けて様子を見ることになるので、とのこと。
でも準備されていたのは、看護師さんの詰所の隣にある準備室でした。
「個室でも良かったのですが。料金はとられませんので」
何んだか気を遣わせてしまったのかもしれません。
病院のパジャマから手術用の着物に着替えます。
むくみ防止のぴっちりした靴下を履きます。
手術用の服は、2ピースのパジャマと違い、浴衣型ですね。
準備室に家族と待機します。
呼びにきました。
いよいよです。
ちょっと緊張の面持ちのヨメ。
手術衣の下は何も着けてはいけないので、パンツを脱いで待ちます。
・・・・・・・
なかなか出ないですね・・・
来ました。
「すみません、前の手術が長引いてまして、しばらくお待ちください」
うむむ、、、この中途半端な緊張感、なんとかしてくれー!
と、心の叫びも虚しく、刻一刻と時間は過ぎて行きます。18時くらいの予定が、結局20時前に。
それでも呼びに来られた時は、やはり来た来たー!っと、緊張が走りました。
さぁ行こう、と部屋を出ようとしたら、「チョチョチョ」と呼び止められました。
・・・・どうやら、ベッドに乗って行くようです。
別に歩いていけるんですけどね。
ベッドに横になって、ベッドの頭の脇に点滴の棒を取り付け、準備完了です。
「ご家族の方は、手術室の入り口まで同行出来ますが、そこから先は入れません。そこでお見送りしていただきます」
たいした手術でもないのになぁ~
みんなそろって、いざ出発!!
ボクを乗せたベッドは、看護師さんたちに押されてガラガラと部屋を出たのでした。