お気に入りのホーキンズのブーツの修理がやっと完了しました。
紆余曲折あり、あきらめかけたこともありましたが、なんとか治って良かった
子供が赤ん坊のころ買ったので、もう15年以上使っていますが、靴底以外はまったく問題ありません。
もともとは登山靴か少なくともトレッキング用の靴のようで、底が固かった記憶があります。
それが古くなって硬化して、プラスチックみたいにカチカチになって、滑って危険だったのです。
買った店(ABCマート)に持って行くと、「最低でも1万5千円」と言われ・・・
その金額なら新品が買えるし、とりあえず自分で治そうとして、試行錯誤しましたがうまくいかず。
どこの靴屋に持って行っても、1万2千円以上はかかると言われ、、、
前回はやっと安く治してくれる靴屋を見つけ、お願いしたものの、靴底の選択肢が無く。
これでは山道で滑ってしまう。。。
しかも固いプラスチックなので、普通の道路でも滑りやすい。
靴底を削って貼ってもらったのですが、真ん中あたりの削り方が甘く、ラウンドしています。
これがさらに接地面積の低下を招き、歩くのが怖いくらい
極めつけはこの滑り止めの横線。
前後方向にはグリップしますが、横方向にはまったく機能せず、バイクのステップの上でツルツル滑る始末
仕方なく、せめてステップ上で滑らないように、例の補修材を塗りたくりました。
最初のうちはなんとかなったのですが、そのうち・・・
ベースが固い素材なので、補修材がなじまないのですね。。。
どんどん剥がれていつのまにか無くなっています
ツルツル滑るのはなんとか慣れて、気にしないようになりましたが、この素材はいけません。。。
いつもステップに足をのせる部分にとうとう穴が開いてしまいました。。。
底の変質して硬化した部分が割れてきています。
靴は上から見ると縫い目がありますが、底には無い。
ということは、この底は縫ってあるのではなく、接着してあるだけのはず。
なので、この部分を剥がして、新しい靴底を貼ればいい、と思っていました。
が、どこの靴屋に行ってどんなに説明しても「縫わないといけないので1万円以上はかかる」と言うのです。
専門家が言うことなので「そうなのか・・・」と思って、それなりの対応を考えていました。
が、こうもボロボロになってくると、どのみちこの底の部分は剥がさないといけなくなる。
ならば、と意を決して自分で剥がすことにしました。
失敗した時のダメージ、つまり1万5千円 or 廃棄処分を考えて、これまで躊躇していました。
この際どんな風な仕組みになっているか、確かめてやろうじゃないか!!
スクレーパーでこじって剥がしていきます。
簡単に剥がれました
真ん中あたりはまだ靴底にも弾力が残っていますね。。。
もともと接着力が落ちていたのか、ものの5分ほどで完了。
もう片方も剥がしました。
ご覧になって分かる通り、縫い目は残った底の部分にあり、剥がした靴底は単に接着してあっただけです。
よく見ると、靴の底に亀裂があります。
この部分を修理するには、縫うことになるので、大事になってしまう。
新しい底を貼ったら塞がるし、気にしないことにしました。
縫い目の糸が切れている・・・
縫って直したいところですが、こちらも新しい底を貼ったら糸ごと接着されてしまうので、緩むこともなかろう。
靴底はネットで購入。
登山靴等でも有名なビブラムソールです
サイズはきっちり測ったつもりだったのですが・・・
ちょこっとはみ出すのは削れば良いとして。。。
足らない部分が少しだけあります
補修材で埋めればいいか。
さて、これを自分で貼るかというと、ちょっとツライ。
専用の接着剤も持っていないし、圧着できるような器具も、ノウハウもない。
ということで、前回の靴屋さんに、靴と剥がした靴底と新しい靴底を持って行って「貼ってください」とお願いしました
前回底を削って貼るのにかなり苦労したはずなので、剥がした靴底を見て思い出したみたい。
「2回目なので割り引いて1900円ね」
新しい靴底が送料込み3千円弱くらいだったので、5千円で治ったことになります
これまでに、前回の修理代6千円に加え補修材を大量に使っているので1万円くらいは優にかかっています。
結局最初からABCマートに修理に出しておけばよかったのかもしれません。
が、さすがに貼るだけにしてはいくらなんでも15千円は高いと思うし、結果が同じなら、いろいろ構造が分かって良かった。
いま、滑りそうなのを気にせずバイクに乗れて、山道も気兼ねなく歩ける喜びに浸っています
新品を買うのもいいけど、良いものを大事に使い続けるのが自分の性分に合っているんですね~
(皮の縫い目を見ると、4列縫ってあります。それだけ頑丈に作ってあるんですねよ。。。)
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