はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

隣地越境?

2007年04月10日 00時21分36秒 | 古民家再生
北東の入母屋の先の部分です。つるつるしていて触ってみたい衝動に駆られます。
しかし実はこの部分が問題を・・・。


日曜日のこと。家族で家に行き、ぼくは木彫り用に木っ端を拾っていると、近くの公園へ行ってた嫁と子供が隣の家の敷地から出てきました。隣に住むおば(あ)さんが一緒です。

「ここなんだけどね」おば(あ)さんが指差した先に、これがありました。曰く敷地を越境していないか、もしくはこれからするのではないか、ということでした。

確かに見ると先っちょの部分はギリギリのところにありますので、ご心配も尤もです。
実は前日にもこれが話題になり、大丈夫ということは聞いていたのですが、でも見るとほんとに大丈夫かな、という不安に駆られます。

一応大工の棟梁に確認するということにしました。

それから世間話。うちの裏山と同様に隣人も裏に土地があるのですが、その上の団地の人が日当たり等で苦情が多く、ウチとの境の大きな木を切り倒したとのこと。

やはり近所付き合いは大変そうです。山の手入れをマメにしないと、あちこちから苦情が来そうでコワイ。竹もちゃんと間引かないといかんな・・・・。


でもそろそろ筍の時期らしい。早く採らないと大きくなると硬くなってしまうというので、早速山に分け入り探してみましたが、見つかりませんでした。来週、また行ってみないと。筍採ったら、おいしいし竹は生えないし一石二鳥だな。

おやおや・・・。

2007年04月09日 00時18分05秒 | 古民家再生
もうこんなに出来上がっています。土曜日は朝から現場に出掛けて、切られた梁や柱の救済にあたりました。なにせ放置しておくと捨てられてしまうので・・・。

これらの古材で囲炉裏でも切ろうかな・・・、なんて設計士と話していましたので、自然と気合が入ります。

これまでに集めた材木で物置は一杯になってきました。満足気に眺めていると、大工さんより、そんなに積んでおくとシロアリにやられてしまうので、床から上げて壁から離したほうが良い、とのアドバイス。
ガガーン!!
もうすでに山と積まれています。これを修正するのは大変。仕方ない、ボチボチやるか。

大工さんたちは全部で4名。日頃お世話になっている棟梁ととの息子さん、あと2名は年配の方で、けっこうベテランのようです。カンナなんかシャーッ!スシャーッ!とかけたりしていて、「御見事!」と言いたくなります。

でもそんなベテラン揃いなだけに、けっこう喧嘩?口論?が絶えないのでどうしようか困ってしまいます(嫁はしょっちゅうそんな場面に遭遇するらしい)。
それぞれの大工さんで考え方ややり方が違うらしく、議論が白熱して、聞いていると非常に興味深いです(分からない内容も多いですが)。
そうやって良いものになっていってくれればいいと思います。


サービス

2007年04月07日 01時43分15秒 | 古民家再生
本日は写真もう一枚サービス!!
以前は写真が不足して困ったのですが、今は写真の数に追いついていきません。

昨日大工さんに瓦は銀黒にする旨連絡しました。でも色は黒いのが指定です。
サンプルで見た銀黒はグレーに近い色で、これはパス。
でももう黒いのは流行遅れ?今は焼いていないのではないか、とのことでした。

とりあえず、取引のあるところでは無さそうで、別のメーカーにもあたってもらうことになりました。もしなかったら・・・・「いぶし」かな・・・。
あのグレーの瓦だけは、むむむ、どうしても好きになれないです。


工事あっという間に・・・

2007年04月06日 01時18分02秒 | 古民家再生
本日天気も良かったし、昼休みに仕事がキッチリ終わったので家を見に行ってきました。
なんと、もうこんなに出来上がっています。大工さんは昼休みで誰もいません。

柱はほとんど立っていました。太い梁が三本あり、真中の一本はしっかりはまっており、一本は足場の上に、最後の一本は地面においてありました。けっこう太いです。

材は全て国産材でお願いしていたのですが、やはり立派な木です。
しっかり刻みも入っていて、わくわくします。

そこにアマチンがやってきました。ぼちぼち見て歩いて、設計プランを修正していました。伝統的な工法でキッチリ造られているので、「壁に合板張るのはやめといてもいいかな・・」と!!
うししし。

しかし休憩時間はあまりにも短く、すぐに現場を後にしました。
このあと、仕事が手につかなかったのは、言うまでもありません・・・・・。

土台

2007年04月05日 03時06分33秒 | 古民家再生
写真は東側の増築部分の状況です。既に土台が組まれて、中に足場が見えます。

土台は明らかにヒノキですね。少しピンクがかっているように見えるので、腐りに強い赤身の部分を使用してくれているようです。

さらによく見ると、角の部分に突起のようなものが見えます。大工さんにはできるだけ金物は使用しないで欲しい、と頼んであったのですが、繋いだ木が抜けないように、木の栓が差してあるのでしょうか?

早く見たい・・・。
会社からは近い(バイクで7~8分)ので、昼休みに行くことは十分可能なのですが、なかなか忙しくて。

明日はアマチンが図面を持って大工さんと調整なので、是非行きたいですね。

壁が・・・

2007年04月04日 01時01分40秒 | 古民家再生
もうすっかり瓦は無くなって、雨よけのためブルーシートがかぶせられています。裏山にから東南方向に向いて撮影しています。これから増築部分より徐々に西へ向かって屋根が作られていきます。

もともとある部分を作りこんでおいて、増築部分を付け足すのかと思いきや、きっちり作った増築部分に合わせて、古い方を修正していくのだそうです。
な~るほど。

アマチンから次々に案が送られてきます。
想像はしていましたが、やはり壁が多いです。
風が通るのが古い家の良さなのですが、田の字の和室の北側は、半分壁になってしまいます。

でもこれも家族と家自体を守るためなので仕方ないですね。
今いろいろと調整中ですが、心配なのは大工さんはもう木の刻みを始めているので、いまさら変更できない可能性も・・・。

そうそう、ショッキングなことが。東側は入母屋造りにしたのですが、この場合東の屋根が低くなるのでレンジフードは無理かも・・・・。

せっかく東キッチンにしたのに、ここまで考えつかなかった。あきらめよう。

いろいろあって大変!!

2007年04月03日 01時35分42秒 | 古民家再生
嫁が送ってくれた瓦下ろしの風景です。瓦と土を降ろしたら、ブルーシートをかけて、東から徐々に屋根を作っていくそう。棟上式とかないのでしょうか。一生に一度くらいしか無い式なので是非やってみたいのですが・・・。

アマチンからファックスが届きました。玄関北の居間(本棚や趣味のものを置くのでアカデミックルームと名づけました)は掃出し窓(外に出られる窓)とその横に横長の細い窓を希望していたのですが、壁全面に窓は駄目だそう。

でも、そもそもこの板間に風呂や脱衣所を持ってこなかったのは、ここは通風などのためにあけておきたい、ということだったので、掃出し窓はどうしても必要です。

そこで、その西側の現和室(将来的には板間)の窓はどうなってもいいから、という条件で認めてもらいました。

あと、瓦も決めないといけません。土曜日に大工さんと一緒に瓦ウォッチングに出かけて
やっぱり「いぶし」がいいか、ということになったのですが、アマチンの図面で見積金額が膨らむ可能性があるので急遽保留にしてもらっているのですが・・・。

「ギングロ」と「いぶし」では、ん十万円違うらしいのでインパクトがあります。
表は「いぶし」で裏は誰も見ないから「ギングロ」でいいか。マジで。

土台は何の木!?

2007年04月02日 01時20分23秒 | 古民家再生
写真は家の北側の状況です。ジャッキアップされると同時に、窓の建具は全て取り外されて、浮いたところで悪くなった土台を除去し、新しい土台が入れてあります。

本日は軒下のに置いてある瓶を避難させ、新たに外された建具を離れにしまう作業をしましたが、建具をしまう時に土台の切れ端を発見。

そういえばなんとなく気になっていた土台の木、大工さんとはヒノキで話を進めていたのですが、どうもヒノキっぽくない・・・・。

そこで落ちていた土台の切れ端のにおいを嗅いで見ると・・・・、なんと!!これはヒノキではない!!

どこかで見たこと(嗅いだこと)はある木ですが何の木かは不明、でもヒノキでないことは確かで、なんだか見るからに水に弱そうなスカスカの木に見えました。

うむむ、木にはこだわっていて外材は嫌いだってあんなに話をしていたのに、木に関してはうるさい人だというので仕事を頼んだのに、一体全体どういうことなんだろう・・・・。

確かに予算は少ないけど、木と職人の手間をケチると良いものはできないというのは分かっているので、予算が足らないなら他を削るのでヒトコト言ってくれれば良いのに・・・。

もしかしたら工事の途中で仮で安い材が置いてあるのかなぁ、でも防腐剤塗ってあったしな・・・。

土台の木は水とシロアリに強い木でないといけないので、ここは絶対に譲れないし、でも工事はしてしまってるしな・・・、などと考えつつ、大工さんに恐る恐る電話してみると・・・・、「あぁ、北側は湿気も多いし、ヒバが余ってたから使っといた」とのこと!
ヒ~バ~・・・?

ヒバといえばヒノキ以上に防腐防蟻効果の高い土台の材料としては申し分のない高級材、貧乏なぼくはヒノキで十分とあきらめていた、高嶺の花(木)で、思わず絶句してしまいました。

湧き起こる喜びに打ち震えながら、どうやって電話を切ったのかも覚えていません。

そういえばヒバって見たことないし、ヒノキみたいなイメージを持っていたので全く思いつかなかった。

そんな初歩的なところでプロの大工さんがおかしなことするはずがないのにねぇ~。
なにはともあれ感謝感謝です。

地震対策

2007年04月01日 01時31分46秒 | 古民家再生
北側の写真です。西から東に向かって撮りました。東側はあまり土を採っていないのでそれほど変化はありません。

残念ながら防空壕だった洞穴はほとんど消滅し、中に入っていた瓶たちも無残な姿になっていました。工事が始まったので、もう必要なものは必ずどけておかないと危険です。

さてアマチンとの調整結果です。
本来なら図面ができてから→見積→発注→工事着工 という流れであるべきを、いきなり飛び越えてしまったのでアマチンもい迷惑です。反省。

ブロック基礎についてはこのままGoということにしてもらいました。一部だけ強固にしてもバランスが悪くなる場合もあるということです。

以前よりアマチンは地震対策として、壁を増やす+今ある壁を補強することを強く勧められていましたが、家の雰囲気を損なうし、日本の伝統的な工法を信じていた僕は全く良い返事をしていなかったのですが、今回は少し状況が違いました。

まず能登半島の地震での倒壊が大変多かったことで、内心非常にビビッてしまったこと。
次にアマチンが、ぼくの嫌いな「筋交い(柱と柱の間を斜めに固定して構造を強化する棒のこと)」を一切使用しないと提案してくれたこと。

そんな訳で、今回の調整はとんとん拍子に進みました。
従来と大きく異なるのは、既存の壁の処理。これまでの方針を180度方向転換、外側に構造用合板を張って強化し、外壁はトタンを張ることに・・・・。

でもオリジナルにこだわった挙句に地震で倒壊してしまったら、本末転倒全く意味がないことになってしまいますので、やむを得ないです。

あとはできる限り壁を設けることにしました。南側は雰囲気が変わってしまうので、誰も見ない北側をメインに強化しています。南側はこれから検討でしょう。

さらに床下構造の強化と床の断熱も織り込まれました。
しかし南側の窓のサッシ導入だけはまだ迷っています。

見積金額のupは避けられないかもしれませんが、これはもう仕方ないと思います。
ただ外壁の杉板張りをトタンに変更したので、このあたりでのコストダウン効果に期待しましょう。