こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

春に一歩

2017年02月21日 01時59分29秒 | Weblog
鳥取の「もちがせ流しびなの館」に出かけた。
小学生の娘と一緒に見学してから
六十年近くなる。
今回はひとりでの再訪だ。
館内には
ひな人形がいっぱい。
江戸時代のものや各地の飾り雛が
ズラーッと並んで迎えてくれる。

 
あの日。
娘がひな祭りで見せた笑顔を、
もう一度見たかった。
ところが娘の様子がおかしいのに気付いた。
表情が強張っている。

「どうしたんや?」
「怖いー!」

意外な返事に面食らった。
もう一度館内を見回すと、
娘の怖がりが理解できた。

ひな祭りで飾られるひな壇は
ひとつではない。
たくさんの人形の目が
こちらに注がれている。
人形に魂が宿るという話は
昔からよく聞く。
そう思うと、
黒い長髪の日本人形など
不気味さすら感じる。
小さい女の子なら
怖いと感じても無理ないかなと思った。


きょうは独りでゆっくりひな人形を楽しんだ。
子供の無病息災を願い
千代川に流す
流しびなの由来も知り、
ひな人形の魅力を改めて味わった。
コメント
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