老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

978 腰が直角に曲がった老人の話

2019-03-02 16:17:31 | 老いの光影 第4章
110歳の老母と85歳の長女


腰が直角に曲がった婆さん・・・

土曜で休みの日だけれど
1軒だけ在宅訪問した
大きな60坪もある大きな平屋ではないか、と勝手に妄想している自分
その家には86歳の婆さんと息子と男孫の3人が暮らしている

婆さんの名は春子
腰は「く」の字に曲がり
地べたを見ながら歩く
紙ぱんつの上に「モモシキ」ともんぺを穿いている

歩くうちに
もんぺは摺り落ち
腰から臀部の上が露出し
いまにももんぺと紙ぱんつが
更に摺り落ちてしまいそう

焦る自分
春子さんに
「腰寒くないかい」と尋ねる
『別に寒くないよ』

「それ以上もんぺが摺り落ちたら大変だよ」
『腰まで上げてもすぐ落ちてしまう・・・・』

自分は勝手に妄想の世界
春子さんは仰向けに寝たとき
両下肢(りょうあし)は天井に向かってのかな?

「春子さん、腰が「く」の字に曲がっていると、蒲団に寝るとき足は天井に向かっているのかい」
『(笑いながら)足は真っ直ぐに伸ばして寝ているよ』

本当に不思議に思うのは、自分だけなのか


977 何を考えているのか・・・・

2019-03-02 16:00:30 | 犬と人間
何を考えているのか・・・

beagle元気をみて思うことがある
「元気には悩みがあるのか・・・」

傍で聞いていた妻は
「失礼な話 元気だって悩みがあるよ」

「そうか・・・・」「元気はいったい何を考えているのか・・・・」
その言葉は”こだま”となって自分に帰ってきた
「お前こそ何を考え 何を思い(想い) 何をしたいのか」

いつもその言葉に反復するが
具体的な行動が乏しい