老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1024 ブログ様変わり 大困惑 大迷惑

2019-03-26 22:42:45 | 阿呆者

 ブログ様変わり 大困惑 大迷惑 老いの境涯にある自分。 古いものほど使い易い。 それを 予告もなくいきなり。 新しいものに変え。 大困惑 大混乱。 脳の皺がヨジレ絡む。 どこに何があるのか。 場所の失見当識症状にある自分。 登録されたブログが閲覧しにくくなり。 迷子になった自分。 どうしてくれる。 慣れるまで時間がかかりそう。 今回の様変わりが引き鉄となり。 中断しなければと危惧している自分。


1023 烏の群れ

2019-03-26 07:55:12 | 阿呆者
  烏の群れ

高校生のときか 
中学生のときか
どっちだか忘れてしまった

国語の教科書に
宮澤賢治の短編小説(童話)『よだかの星』が掲載されてあった

授業で読む小説は何だか身に入らない
卒業してから読むと
何だか心に染みてくる

よだかは醜い鳥で
鳥たちから差別され虐められていた

烏は人間様が忌嫌い
カラスを感じで表現すると
「白」の真ん中の「一」が欠けている
烏は「阿呆」な鳥だから 一本抜けている
だから「烏」なのだ

しかし烏は阿呆ではなく賢い鳥だと思う

昔の烏
夕暮れどき 高い木々の枝に
烏の群れが止まり
間延びした鳴き声が響き渡る
人間様は「どこかの家で誰かが死ぬ」と囁く

今の烏
陽が昇り 高い木々の枝に
烏の群れが止まる
燃えるゴミの日がわかり
烏は鳴く
どこからとなく烏の群れが来る
残飯が入ったゴミ袋を漁る

一番見たくない風景
人間様が車で轢いた犬猫が
路上に放置されたまま
烏が数羽
嘴で犬猫の内臓を引き出し漁る

その亡骸をみても
薄っぺらい悼み(憐み)を感じても
土に埋葬することもできない
情けない自分