老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1029 犬になりたい

2019-03-28 18:16:45 | 犬と人間
 犬になりたい

我家のbeagle元気に限らず
犬はよく寝ている
惚けないのかな、と心配するほど寝ている
羨ましい限り

犬になりたい
朝寝、昼寝、夕寝、夜寝ができる

食い溜め 寝溜め をしても
意味がない行為、と言われている

確かに食い溜めは 
腹がきつくなり美味しさを感じなくなる
いまの自分は寝溜めを欲する

                          人間の生理的欲求は
                          食べる・排せつ・寝るの3つ
                          どれひとつでも欠乏したら
                          人間の尊厳が損なわれてしまう


齢(とし)には勝てない

睡眠時間は8時間は欲しい
22時00分までに蒲団に入らないと疲れが残る

睡眠不足になると
目の下に
クマが何層にもできてしまう
浮腫なのかな
爪楊枝で刺したら泪が出そう

自分は悩みがないときは
蒲団に入り5分後には眠りの世界に浸る

犬も夢を見るのかな

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1028 葬祭ホールを予約した

2019-03-28 08:25:51 | 老いの光影 第4章
春には春の花が咲く
 
葬祭ホールを予約した婆さん

谷亀子婆さん(85歳、要介護1)は
70坪余りの大きな平屋に
長男嫁と暮らしている

まだ自分でご飯は炊ける
おかずは嫁様が作り隠居部屋まで運んでくれる

春になり
ようやく土から
出てきた草を
容赦なく根こそぎ草取りに熱中する亀婆さん

何もすることがなくなると
「死にたい」と漏らす

死んだときのことが心配になり
農協の葬祭担当者に電話をかける

どんな葬式にするか
パンフレットを見ながら
葬祭ホールや葬祭内容と
支払いは孫夫婦が行うことで
予約した

亀婆さんは
「いつ死んでもいい」と話されたので
私は「葬祭ホールを予約したから、きっと長生きするね」と答えた
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