老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

983 温もり

2019-03-05 14:45:52 | 阿呆者
昔のお年寄りに一番人気の赤い芯が露出した石油ストーブ

温もり

自分は寒がり
冬の季節より
暑い夏の季節が好き

冬はなくてはならない暖房器具

電気ストーブは
乾いたような温かさ
余り好きではない
が、我家に蓄熱暖房器がある
洗濯した衣類がよく乾くので
妻は気に入っている

石油ストーブ
一番暖房費が安い
その分手間がかかり
灯油が切れると
補充しなければならない面倒くささ
でも温かさを提供してくれるから
「ありがたい」

ガスストーブ
やわらかい温もりを感じる
すぐ温かくなり
部屋全体を温めてくれる
暖房費が嵩むのが痛い

窓越しに射す
陽ざしは
母の温もりを感じる


beagle元気を抱いたときは
癒しの温もりを感じる

冬の季節における

最高の温もりは
蒲団のなか


ず~とこのまま
蒲団のなかで眠り続けれるものなら・・・・

《我家は一つの蒲団で何事なく静かに二人で寝ている》

982 捨てないで(棄てないで)・・・・

2019-03-05 04:14:10 | 老いの光影 第4章
厳しい環境のなかで咲かせた花

捨てないで(棄てないで)・・・・

「捨てないで(棄てないで)・・・・」
90歳を越えた3人の老人から言われた。

2人は星となった
1人はまもなく退院される。

3人とも家族との関係は薄氷であった
さくらさくらデイサービスに来るまでは
世間とのつきあいも断ち切れ
ただ生きていただけの日々であった。

3人は話す
さくらさくらデイサービスに来て
「生命を救われた自分」
「本当に感謝している」
「できるものなら毎日でも来たい」

デイサービスの《要介護》老人は利用者だから
やさしい言葉や大切にされても
最初のうちだけ居心地はよいが
そのうちそれは他人行儀のような関係に思えてくる。

厳しい言葉や苦言を遠慮なく話してくれるスタッフは
何故だか心が開く
「この人は本音で話してくれている」
「本当に心配してくれている

、と感じる。

躰(からだ)も心も死にかけた自分を
救ってくれたさくらさくらデイサービス
だから最後まで
私を捨てないで(棄てないで)・・・・と訴える
今週退院される92歳の婆さん

退院した翌日から
さくらさくらデイサービスに行きたい

私はときどきさくらさくらデイサービスをオジャマ虫をする