老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1382;辻井伸行×平原綾香【ジュピターin長崎】Jupiter by pianist Nobuyuki Tsujii and singer ayaka hirahara

2020-02-01 10:50:28 | 歌は世につれ・・・・
辻井伸行×平原綾香【ジュピターin長崎】Jupiter by pianist Nobuyuki Tsujii and singer ayaka hirahara


自分という存在
無限なる宇宙からみれば
塵よりも小さい
そんなちっぽけな自分
何ができるの?

私のこの両手で 何ができるの?
痛みに触れさせて そっと目を閉じて
夢を失うよりも 悲しいことは
自分を信じて あげられないこと


涸れ果て 死臭が漂う
微かに聴こえる あなたの聲
なにもできず 傍らで手を握りしめ
見送るだけのわたし

心の静寂(しじま)に 耳を澄まして

私を呼んだなら どこへでも行くわ
あなたのその涙 私のものに


安堵した表情で眠る
あなたが遺したひとつの人生に想いを馳せる

線香の煙が立ち昇り
静寂な時空間のなかで
あなたは眠る

わたしの心のなかに 
あなたは生きている

私たちは誰も ひとりじゃない





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