老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1407;探しものは見つかりましたか

2020-02-19 04:47:44 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」


探しものは見つかりましたか

在宅訪問に行ったとき、小竹婆さん(85歳)の話
最近、物忘れが出始めてきたのかな?
耳が遠いので補聴器を使用している小竹婆さん。

補聴器をどこに置いたのか
60分近く ベッドなどあちこち探し続けたが
まだまだ見つかりません。

失くすので息子は、高い補聴器は買わない。
いままで何個の補聴器を失くしてきたのか
探し疲れた彼女

ふと、右耳に手をやると、硬いものが手に触れた
「あった ❣」
大切な補聴器は耳の中へしっかりとはめ込まれていた。


井上陽水さんの『夢の中へ』の歌も
探しているけど なかなか見つかりません

探しもので一番見つかりにくいものは
人生の目的なのかもしれない