老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1418;猫と犬の話

2020-02-26 12:57:18 | 犬と人間
猫と犬の話

人間様は
忙しいとき「猫の手も借りたい」というけど
忙しいとき「犬も手を貸してあげるよ」

よくお店の棚に手招き猫を飾っているけど
手招き犬はないのかな

猫は犬に追いかけられ木に登る
木に登れない犬は下で吠えるだけ

猫可愛がりとよく言われるが
犬可愛がりの言葉は聞かれない

猫は暑さに強く寒さに弱く炬燵で丸くなる
犬は暑さに弱く寒さに強く雪のなかを走り回る

猫は怖い物を見ると尻尾を逆毛に立つ
犬は怖い物を見ると尻尾を垂れ下がる

人間様を信じ切った犬猫は
仰向けになり足を拡げ腹を出す仕草は可愛い

人間様にお願い
気分次第で犬猫を簡単に捨てないで
猫と犬は、生ゴミじゃない

1417;ドクター怒りだす!

2020-02-26 04:45:00 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
ドクター怒りだす!

ブログ1408「1年以上も受診していない・・・・」で
登場した芳治爺さん
昨日妻に付き添われ、地元の総合病院第2内科(糖尿病)を
1年ぶりに受診した。

要介護認定更新に伴う主治医意見書の記載のお願いと
本人の生活状態を主治医に伝えるため
自分も(ケアマネジャーの立場から)同席した。
予約なしの診察だったので3時間余り待たされた。

自宅で使用していていたインスリン製剤、
冷蔵庫で保管していたというものの
なんと、それは10年前のインスリン製剤であった
その話を妻から聞いて、吃驚仰天はしなかったけれども
食べ物とは違い「腐らないのか、どうなのか」わからないが
医師も無言であった。

そこまでは良かったのだが、
芳治爺さんは、主治医に言わなくてもいいことを言ってしまった。
「待ち時間が長く、随分待たされた、疲れた~」
それを一度ならず繰り返し、彼は医師に話したものだから
主治医は怒りだし、ヤクザ口調の強い言葉で切り返した。

「1年余りも診察に来ないで、ほったらかしで、予約なしの診察は
予約された後に行うから、12時過ぎまで待つのは仕方がない、
来なかったあなたが悪いのだ」

短気な医師なのかな、と思いつつ、でも医師の話の内容は間違ってはいない。
以前その病院に勤務していたことがあったwifeに聞いたら
「筋道が通っていればいい先生だよ、短気なところはあるかもしれないけど・・・」

今度は通院等乗降介助のサービスが入るので
受診したかどうかの把握はしやすい
あとはインスリン注射をしたかどうか
本人は物忘れもあり
老いた妻に聞かなければならないのだが
都合が悪くなると「嘘」を話すこともあり、
「嘘か」「真実か」、全体の話の流れからつかんでいくしかない

3時間待ちの受診は、疲れた
人間観察をしながら、それとも自分が他者に観察されながら、硬い椅子に座っていた。