聴こえる言葉に・・・
93歳の老女の喉は
食べ物、水を飲み込むことが
日増しに難しくなってきた。
唇は渇き始め
ガーゼを水で湿らせ唇をなぞる
息子、娘、孫、ひ孫も訪れ声かけるも
頷くも言葉が返って来ない
93歳の老女の脳裏は
生きてきた風景を想いだしているのであろうか
彼女を励まそうと
遠い親戚にあたる男性老人(88歳)が
彼女の家を訪れた。
(デイサービスの職員が付き添う)
「元気になってよ」の言葉が
彼女の耳に届き
声弱に「ありがとう」、と返す。
デイサービスで仲良しの二人
彼女の手を握り励ます爺さん
爺さんの目は涙で潤んでいた
93歳の老女の喉は
食べ物、水を飲み込むことが
日増しに難しくなってきた。
唇は渇き始め
ガーゼを水で湿らせ唇をなぞる
息子、娘、孫、ひ孫も訪れ声かけるも
頷くも言葉が返って来ない
93歳の老女の脳裏は
生きてきた風景を想いだしているのであろうか
彼女を励まそうと
遠い親戚にあたる男性老人(88歳)が
彼女の家を訪れた。
(デイサービスの職員が付き添う)
「元気になってよ」の言葉が
彼女の耳に届き
声弱に「ありがとう」、と返す。
デイサービスで仲良しの二人
彼女の手を握り励ます爺さん
爺さんの目は涙で潤んでいた