老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

やがて私と一緒に老いの時を過ごすことになる

2020-09-27 20:34:38 | 犬と人間

1694 やがて私と一緒に老いの時を過ごすことになる

今日の或るブログで
18歳10月で永眠された犬がおられた
凄~く、頑張って生きられたのだな
そう思った
ワンちゃんに 哀悼の意を表します

犬も人間に負けず長寿の時代なのか
家族として大切にされた犬は長生きされるのかもしれない
我家のbeagle genkiはいま7歳5月
genkiが1歳の齢を重ねていくことは
老いが近づき
やがて私と一緒に老いの時を過ごすことになる


竹内結子さんが自殺?
彼女にしかわからない心の悩み
死よりも
生きることの方が難しいが
難しい方を選んで欲しかった
竹内結子さんの死を悼みます


何もしないと、何も出来なくなる

2020-09-27 06:01:05 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」


1693 何もしないと、何も出来なくなる

1684 紙おむつからポータブルトイレへ
1689 他人(ひと)の気持ちはわからない

👉上記のブログ参照 

春男さんは6人兄弟姉妹の末子にあり、甘え依存的な感じを受ける。
人間づきあいや介護のなかでは「ありがとう」の言葉は大切であるのだが、
「ありがとう」の言葉が出てこない人がいる。


春男さん(71歳、脳梗塞、左半身麻痺)は、
麻痺した左足に短下肢装具がつけられないと
車いすに乗りひとりでトイレで用を足すことができない。

短下肢装具を自分でつけられるかどうかは
彼がひとり暮らしをしていく上で「大事なこと」なのだが、
自分でやろうという気持ちがないのか
それともヘルパーにやってもらえる、ということに甘えているのか
私の方がやきもきしてしまう。

彼が寝ている寝室を訪れ
「おはようございます」と声をかけた後
「ヘルパーさんが来る前に、ベッドから起き
短下肢装具をつけトイレで用足しをしたりした方がいいですよ」と話しかけたが
できなくなってしまった。

春男さんは、病院退院するときまでは
自分でベッドの端に座り、右手で左足を持ち上げ右足の上に乗せ
短下肢装具を装着することができていたのに・・・・。

朝8時~9時までヘルパーが援助を行うプランを作成したのだが
ヘルパーは短下肢装具を穿かせていたため、できなくなってしまった。
(ひとりのヘルパーだけは彼に短下肢装具を装着させていた)
上着を着ることもできなくなった。
いま、彼ができるのは「食べる」こと
ベッドから車いすに乗り移りができること
それだけである

紙パンツの交換ができない
短下肢装具が装着できない

ひとりで日中自宅で生活することができるのか
彼はオシッコを気にし
水分を摂らなくなった

「血流が悪くなり脳梗塞が再発しますよ」
「頭の働きにもよくないよ」
などと話すも、他人事のように聞き流してしまう。

デイサービスのスタッフは
入浴のとき短下肢装具の装着や上着を
自分で行うよう訓練をしているが
時間がかかっても、自分で行うことが難しい。

訪問リハビリのPT(理学療法士)に
(週1回40分の訪問リハビリを実施している)
短下肢装具の装着訓練を
来週の月曜日に電話をしたい、と思っている。

彼にとり、生きるとは
自分で短下肢装具を装着することから始まる
彼にそのことをわかってもらいたい、と思っているのだが・・・・