爺のお散歩

天気の良い日は自然観察

やはり上高地だ!

2014年05月26日 | アウトドア
2014.05.26.(Mon.)
 先輩の紹介で、岳都講座に妻と二人で便乗させて貰った。久々の上高地。河童橋から目の当たりにする岳沢には例年にない雪が残っていた。雨が心配されたが、昼頃までは何とか持ってくれた。バスターミナルから明神までの往復(往路:右岸、復路:左岸)で、上高地を代表するケショウヤナギの新緑などを鑑賞しながら自然観察が出来た。


 午後1時頃、明神館にて。歳とったなぁ~、お互い。…です。雨が当たってきました。


 今日最大の驚愕。群生するニリンソウに下記の突然変異があるということ。


 花弁(花びら)が緑色です。良く目を凝らすと結構あるのが判ります。
 観察はこういう処が楽しみ。見つける喜び、他人に教えてやれる楽しみ。
 輪が広まれば最高です。天狗になってはいけませんが……


 サイドアタックしました。


 タケシマランという地味な蘭を教わりました。ランの仲間は心無い収集家や金儲けを
 企む輩の垂涎の的。「やはり野に置けレンゲソウ」が判らない人間のエゴですね!
 絶滅危惧種なんて言葉は虚しいものです。やがては自分たち、人類も滅びるのだから。


 この仲間では最小。岩がせり出し、それに絡むイワガラミやコケ類などがある所に
 僅かに見られる、スプリング・エフェメラル(花後は枯れて姿を来春まで消す、
 春の妖精と呼ばれる)の一つ。
 所属するNPOの代表から学校登山補助の下見で常念岳へ行った時に教えて頂いた一つ。
 何度も登った登山道ですが、目も配ることも無かった半日陰に咲く花です。
 葉を合わせても手のひらより小さいのですから、今までは全く見逃してた次第。


 河童橋から岳沢の先に聳え立つ西穂高岳~奥穂高岳の岩稜。北アルプス屈指の難コース。
 岩場の基本、三点支持が試されるアップダウンの連続だ。踏破した人には眩しい稜線だ
 と思う。また縦走することが出来ないような気がするだろうから。
 右端は明神岳から派生する岩稜。ここは完璧にクライマーの世界。

 
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