俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

義士討ち入りの日

2008年12月14日 | 俳句

『冬ざれて お茶の美味きや 昨日今日』
(ふゆざれて おちゃのうまきや きのうきょう)

『久方の 鯨のベーコン 生誕日』
(ひさかたの くじらのべーこん せいたんび)

『今冬を 変と思わぬ ひとの居て』
(こんふゆを へんとおもわぬ ひとのいて)

『変よりも 革が欲しきや 年の暮』
(へんよりも かくがほしきや としのくれ)

『作らねば 義士も志士をも 居なくなる』
(つくらねば ぎしもししをも いなくなる)

『日本人 ポインセチアに 馴染み薄』
(にほんじん ぽいんせちあに なじみうす)

『またひとつ 忘年会の 予定増ゆ』
(またひとつ ぼうねんかいの よていふゆ)

『堰の上 落葉の枯れて 朽ち果てて』
(せきのうえ おちばのかれて くちはてて)

『冬ざれて 宝くじでも 買おうかな』
(ふゆざれて たからくじでも かおうかな)

『浮寝鳥 浮世の辛さ 知らぬ気に』
(うきねどり うきよのつらさ しらぬげに)

『風ととも 枯野流離う 夢の我』
(かぜととも かれのさすらう ゆめのわれ)

『満月に 狼の声 血の騒ぎ』
(まんげつに おおかみのこえ ちのさわぎ)

『分身の チョコンと座り 山眠る』
(ぶんしんの ちょこんとすわり やまねむる)


コメント (1)
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