『山眠る 我の眠りに 勝てもせで』
(やまねむる われのねむりに かてもせで)
『クリスマス 我にも何か あるかしら』
(くりすます われにもなにか あるかしら)
『想い出は 不幸の重なる クリスマス』
(おもいでは ふこうのかさなる くりすます)
『冬の川 浪花の川に 臭いあり』
(ふゆのかわ なにわのかわに においあり)
『冬の川 中を覗くも 嫌になり』
(ふゆのかわ なかをのぞくも いやになり)
『数え日や 髪を切るのは 何時にしょ』
(かぞえびや かみをきるのは いつにしょ)
『冬の日に 酔っても醒めても 明日はある』
(ふゆのひに よってもさめても あすはある)
『霜の道 ジワリと溶かす 陽の光』
(しものみち じわりととかす ひのひかり)