俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

初雪

2008年12月27日 | 俳句

『腹出ても 我は男と 蜜柑食ぶ』
(はらでても われはおとこと みかんたぶ)

『我が腹は 吾子の気に入り 年の暮』
(わがはらは あこのきにいり としのくれ)

『伊予の朋 懐かしくって 蜜柑喰う』
(いよのとも なつかしくって みかんくう)

『指先の 黄色くなるまで 蜜柑剥く』
(ゆびさきの きいろくなるまで みかんむく)

『クリスマス 記念写真に サンタ添え』
(くりすます きねんしゃしんに さんたそえ)

『雪予報 ガバリと変わる 晴れマーク』
(ゆきよほう がばりとかわる はれまーく)

『暖房の 設定温度 老人による』
(だんぼうの せっていおんど ひとによる)

『数え日の 街に横たう 不況感』
(かぞえびの まちによこたう ふきょうかん)

『数え日や もう餅などを 飾り付け』
(かぞえびや もうもちなどを かざりつけ)

『息白く 心も白く なればいい』
(いきしろく こころもしろく なればいい)

『明日がある 明るい日がある 冬の空』
(あすがある あかるいひがある ふゆのそら)

『初雪や 霙まじりの 先走り』
(はつゆきや みぞれまじりの さきばしり)


コメント (2)
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