HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ダイアナ

2009年02月07日 | レッスン日記(小中高生)
Y子ちゃん(小3):
「大人のためのピアノ曲集」、最後から2曲目の「ダイアナ」が宿題でした。
ロックンロールのベースを左手で弾き、右手のリズムとの掛け合いが かなり難しいアレンジです。
テンポも速いし。

それでもY子ちゃんは、1週間の練習で、ごきげんな「ダイアナ」を弾いてきました。
「これ、前にKちゃんとれんだんしたんだよね。Y子は右がわで、歌のほう弾いた」
「そうだったね。あの時は、Kちゃんに伴奏してもらったんだったね。だけど、今度は一人だけで、全部弾けるようになったんだね」
「うん!」
Y子ちゃんがじょうずに弾いているので、先生はエレクトーンのスイッチを入れました。
オートリズムをかけながら、エレクトーンを演奏して、Y子ちゃんのピアノとアンサンブルしました。
ロックンロールの「ダイアナ」、二人で弾くとめちゃめちゃごきげんだ!\(^O^)/

「やったー、完璧!」
Y子ちゃんのテキストに、カレンダーの裏の「ひみつのシール」を貼ってあげました。
次は最後の曲、「くまんばちのブギ」です。
これが終われば、いよいよこの本も卒業です。
その節目ということもあり、いつもがんばってるY子ちゃんなので、
「この本が終わったら『エリーゼのために』を弾こう」という約束をしました。
さあ、Y子ちゃん、来週か再来週には、「エリーゼ」の楽譜がもらえるかなあ。

コードは便利

2009年02月07日 | コード奏法

S子ちゃん(小4):
バーナムの練習曲を、いつもよく練習してしっかり弾いているS子ちゃんですが、バーナムは 指のテクニックだけでなく、コードの訓練や楽典の勉強などにも、フル活用しています。
緑色のバーナムも 後半になってくると、アルペジオの音使いも、単純な和音でなく 大変複雑で臨時記号だらけの音になってきています。
音符だけ見たら、その複雑さで気絶しそうな課題も、コードの理論で分析すれば 驚くほど簡単に弾くことができたりするのです。

「次の曲は『そくてん』、アルペジオだね。複雑そうだけど、前やったみたいに、音の構成を分析してみよう。最初の小節で使われてる音は何と何かな」
「ド、ミ♭、ソ♭、ラ・・・うわ、暗い。マイナーかな」
「マイナーは、こういう音だったでしょ(と弾いて)。これは、もっと不気味っていうか、不安定な・・・この間もやったよ、この和音」
「わかった、ディミニッシュだ」
「そう、Cディミニッシュだね。そして2小節目は?」
「ドミソラ、だから・・・」
「『ドミソ』はC、それにもうひとつ、Cから数えて何番目の音が加わってる?」
「『ラ』だから、6番目だ。じゃ、Cシックス?」
「あったり~」
こんなふうにして、アルペジオの構成音をすべて分析してから弾くと、あっという間に 完璧な演奏ができるのです。

「こういう曲は簡単だし、得意!」と言うまでになったS子ちゃん、
「コードのことをもっと勉強して、よくわかるようになりたい。なにかコードの説明が書いてある本があったら、貸してください」と言うではありませんか。
「そうね、うちには、コードのことを詳しく解説してある本はないかなー。今度、楽譜屋さんで、わかりやすく説明してある本、探してみるね」

4年生も最終学期に入って、ぐっと大人っぽく、また見事な向学心を発揮してくれているS子ちゃん。
ぐんぐん伸びている様子が とても嬉しく楽しみです。