HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

二人で弾き歌い

2009年02月17日 | レッスン日記(小中高生)
仲良しのMちゃん(小4)とM3ちゃん(小4)。
夏休みのコンサートに、二人で「拝啓十五の君へ」を弾いて歌うんだ!と張り切っています。
今日は、先輩格のMちゃんが、「ねえ、M3、二人で合わせてみようよ!」と ピアノの椅子をずらしながら誘っています。
「え~、まだちゃんと弾けないよ・・・」
といいながらも、M3ちゃんも 隣に並べてもらった椅子に座って、弾く体制です。

リードは常にMちゃん。

「はい、いくよっ。いい?せーの!」
指示を出しながら、メロディーを弾いて、伴奏コードを弾いて、歌って、一心不乱です。
M3ちゃんもついていきますが、途中で
「右手しか弾けない~」とアップアップ。
「いいよ、右手で!右手だけでいいから、合わせて!」と先生が応援し、なんとかM3ちゃんもがんばります。

リードしているMちゃんの方だって、まだまだつっかえつっかえなんですから、それはもう二人とも湯気の出るほど真剣にがんばってるのです。

普通、連弾というのは、右側に座った人がメロディー、左の人が伴奏を弾き、二人でひとつの曲を創り上げるものです。
けれど、今 目の前で 一心不乱に格闘している二人の姿をみて、私は、
「いいじゃん。二人がそれぞれ、メロディー&伴奏を弾いても。こんなにがんばって練習してるんだもん。演奏効果より、自分たちで決めて自分たちでがんばって練習したものを、たとえそれがイレギュラーなスタイルでも、堂々と弾けば感動的だ」と思ったのでした。

きょうから「大人のピアノ」!

2009年02月17日 | コード奏法

Tくん(小3):
かねてから彼の課題であった、「アキピアノ教本2」を、先週ついに制覇。
「つぎは『アキピアノ教本3』なの? 今までのが『5才~8才』だったから、次の本は『9才~』かな」
と期待した彼が先生からもらったのは・・・
ジャーン! 「大人のためのピアノ教本1」だよ~ん\(^O^)/
「えーっ、大人の?」
「そーさ。8才でも9才でもない、『大人』だよっ」
「『大人』って言ったら20才だから・・・つまり20ひく8で・・・12年進んだわけか!」
と、さすが理論派Tくんらしい発言です。

・・・と、これが先週のやりとりでした。
そして今週。
「やってきたよ、『大人のピアノ』!」
Tくんははりきってます。
「大人のピアノ教本」は、コード奏法を取り入れているのが ひとつの特徴です。
他のみんなもそうだけど、コードの使い方を覚えると、ピアノの世界がぐーんと広がって 楽しく簡単になるのです。

Tくんも、以前から少しコードは教わっていたので、テキストで系統的なコードの説明を受けると たちまち理解したようでした。
もともと系統的なことや分析的なことが得意なTくんなので、先生も 子どもだから・・・と手加減せず、理論や専門用語使いまくりで バシバシ説明しました。

「音の名前は ここがA。ドレミファソラシド・・・は、CDEFGABC・・・ってなるでしょ。そして、それぞれの音の上に1つおきに音を積み重ねたものがコード。」
「ハ長調の曲でGのコードを弾くときは、基本形だとCのコードと場所が遠いでしょ。だから転回型で弾く。この場合は第一転回」
「Fの場合は第二転回になってる」
などなど・・・
Tくんには、きっとコード奏法は合ってると思う。だって、今まで音符だけでやってきた時とは見違えるように、力強く自信にあふれた演奏が響いたんだよ!

ページもどんどん進んで、
「すごいね~」って先生にほめられて、意気揚々と帰っていきました。

来週も楽しみだ!




ティンティララ

2009年02月17日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1):
先週はオナカをこわしてお休みでしたが、今日は元気に来れてよかった。

「ティンティララ」の両手です。
かなり音域が広く、手のやりくりが大変になってきます。
小さい手では、つい 楽譜に書いてある以外の指を『臨時』に ひょいっと使ってしまいたくなるのですが、そうすると、必ず後で指がたりなくなって困ることになってしまいます。
「指かえないでね!」
「場所かえないでね!」と、何度も注意することになります。

でも、この「ティンティララ」という曲、とてもかわいくて私は気に入っているので、ぜひTちゃんにも、軽やかにすてきに弾いてもらいたいのです。

「あのね、おかあさんも、子どもの時『ティンティララ』弾いたんだって」
とTちゃん。
「へー、そうなの。おんなじだね」
「うん。だけど、ばんそうが これとちがってたって」
そうでしょうね。歌に伴奏をつけるのには、編曲者によってみんな違いますから。

Tちゃんは、さらに言います。
「おかあさんが習ったときはね、こんなきれいな本じゃなかったって。それに、先生がすごくこわかったんだって」
「ふうん。よかったね、Tちゃんは。かわいい本にかわいい先生でさっ♪」
先生の言葉に、Tちゃんは なんて返事したらいいか、と ビックリしたみたいな顔をしてました。
冗談だよ、冗談だってば。