HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

M&M3コンビ

2009年02月24日 | いろんな歌・いろんな曲
M3ちゃん(小4):
アンジェラ・アキの「拝啓・十五の君へ」の楽譜をもらってから、とてもいっしょうけんめい練習しています。
今日は、一緒にコンビを組んで”連弾&弾き歌い”をしよう、と決めているMちゃんと二人、ピアノに並んで、弾き語りのスタイルを作っていきました。

先輩のMちゃんは左側に座って、ベースとアルペジオを受け持ちます。
そして後輩のM3ちゃんは、右側でコードのピッキングをします。

それをやりながら、二人でメロディーを歌うのです。

これはなかなか難しいリズムだし、楽譜に書いたりしたら「うわあ・・・」と恐れを成してしまうような複雑なことになってしまいますが、それぞれに口伝えで「こういうふうにやって!」と手本を示しながら教えると、二人とも、完璧に先生の範奏をコピーしてくれるのでした!
すごいぞ。可能性に挑戦だ!

「あたしとM3で漫才コンビ組むんだよ!ね、M3?」とMちゃん。
「うん」とM3ちゃん。
「役割は決まってるよね?」と先生。
「もちろん!M3がボケで、あたしがツッコミ!」
「そうだと思ったよ」
ほんとにおもしろいコンビだ、この二人は。
しかし、「ボケ」役のM3ちゃん。自分の番のピアノの終わりごろ、そっと「ミレ♯、ミレ♯、ミシ・・・」と、「エリーゼのために」のはじめの部分を弾いてみています。先生がその後をひきとって、
「そうそう、その次の音は『レドラー』だよ。ほら、できた」と教えてあげると・・・
「この曲・・・弾こうかなあ。発表会で」とM3ちゃんが言うではありませんか!
「そうだね!弾こうよ。・・・全部は難しいけど、この、はじめのところだけだっていいもん。できるところまで、やろう!」
「うん、やる!」
うわあ、すごいなあ。M3ちゃん、「エリーゼのために」だ!
あんなに、「練習いやだ」「音符よめない」「できるだけ簡単な宿題にして。『こぎつね』でいい」などと言っては、お母さんを嘆かせていたM3ちゃんなのに。
がんばろうね。きっとすてきな「エリーゼ」が弾けるよ、M3ちゃん!

波に乗ってる

2009年02月24日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小3):
新しく始めている「おとなのためのピアノ教本1」、順調に進んでいます。
ピアノの音色にも生彩があり、今まで「ひよこ」だったのが一気に「若鳥」になったような勢いを、Tくんのピアノに感じます。
恒例の、夏休みファミリーコンサートの日程が決まったことを伝えて、「やりたい曲や、家族の人とやりたいことやなんかがあれば、言ってね」と言うと、Tくんは
「やりたい曲かあ・・・どんなのやろうかなあ」と言いながら、何か元気のいいコード奏みたいなものを ジャン、ジャン、ジャン、と弾いています。
「何、それ?オリジナル曲?おもしろいね」と言うと、
「う~ん、オリジナル、かなあ。今度、オリジナル曲、弾いてくるね」と、前向きな発言です。
今、自信もついてきてるTくんなので、この勢いにのって、行けるところまで駆け上がってもらいたいと思っています。

バスマスター

2009年02月24日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1):
「あのね、学校の合奏で、バスマスターやるんだ。Tのほかに二人、ピアノ習ってる子がいるんだけど、あとの二人はぜんぜん弾けないの。Tだけがスラスラ弾けたから、Tがバスマスターやることになった」

年度末、どの小学校でも、「卒業生を送る会」という大きなイベントがあります。
わがPOCO A POCO教室の子どもたちは、みなそれぞれ、自分の学校や学年で、ピアノ係や特別楽器の大役を務めているようです。

1年生のTちゃんは、はじめての大役なのでしょうか。
バスマスター。 小学校で使う、合奏用の鍵盤楽器で、低い音域をうけもつ「バス」のパートを演奏する楽器です。
こうして 学校などで、なにかの役を受け持つことは、子どもたちにとって大きな栄誉でしょうし、それをやりとげることは大きな達成感・自信へとつながります。

教室の子どもたちには、機会があったらぜひ、こういった「役」を経験していってもらいたいと思っています。