HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

レッスン納め一番のり

2010年12月18日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパさん:
現役の会社員でとても忙しいのですが、ピアノの練習はコツコツとやっています。
ピアノの他に、奥様と一緒に絵画教室に通ったり、ヨガをやったりと意欲的なキノパパです。
今レッスンしている曲は、ベートーヴェンの「ト長調のメヌエット」です。
ベートーヴェンらしく、格調高く重厚なおもむきがありますが、冒頭の重音でのメロディーがとてもむずかしいです。
キノパパは、その難しい課題をよく練習していて、レッスンしていてもまじめなお人柄がにじみ出ています。
月に2回のレッスンなので、本日で12月のレッスンは終わり。
ということは、今年のレッスンがすべて終了ということです。

本年のレッスンUP第一号のキノパパさん、
来年もゆっくりとピアノ音楽を味わいながら、さらに深い世界を見つけていきましょう。
よいお年をお迎えください。

指番号みてね

2010年12月18日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小1):
「クリスマス小曲集」の中から、「きよしこの夜」の次に何を弾きたい?ときいたら「あわてんぼうのサンタクロース」と言って、これを弾いてきました。
みんながよく知っている曲なので、音域がちょっと広いですが 右手のメロディーを弾くのに、それほどは苦労がないと思います。
ところが よく知っている曲はどうしても、ヤマカンで弾けてしまうという落とし穴があります。
Sちゃんのメロディーも、目をつぶって音だけ聞いていればまあまあなんだけど、弾いている手を見ると、あらあら、変なところがあるぞ。
指づかいが適当なので、しょっちゅう指がたりなくなり、ひとつのフレーズの中のほとんどの音を小指だけで弾いていたり、不自然な音の途切れがあったり・・・
「Sちゃん、ちゃんと楽譜を見て、それから指番号もよく見て正しく弾かないと、すぐに指がなくなっちゃうよ」
と言って、ゆっくり楽譜を見ながら正しい音・長さ・指番号で弾くことをきちんとしました。
楽譜をすばやく、正確に読み取るのは、音符だけではありません。
指番号やスラー、スタッカートなどのアーティキュレーション、それにフォルテやピアノなどの強弱記号も読まなければなりません。
一度にたくさんの情報を読み取る訓練は、小さいうちから習慣づけていけば 何の苦労もなくこなせるようになります。
それを考えると、ピアノを習っている子どもたちは、小さいうちから すごく高度な、濃い情報を瞬時に読み取ることを当たり前のようにこなすように指導されているんだなあ、と思います。
そして、それを両手の指で弾くわけだから、ピアノをやっていれば頭がよくなっちゃうのは当然かもね。
ま、それは結果としてついてくる「副産物」ですが。
ピアノは何より、楽しく美しく弾くのが一番です。
大すきな歌を弾くためなら、むずかしい音符や指使いを読むのも苦でなくできるものです。
大好きな歌をたくさん弾いて、音符や指づかいもたくさん練習しましょう!