HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

フランスの子どもの歌

2010年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(年長):
先週はパパについてきてもらって、「じょうずになったね!」とびっくりさせたNちゃんでした。
今日はいつもどおり、ママといっしょです。
先週弾いた、「つきのひかりに「ひなげし」を はじめから両手で、全部弾いてみました。
どちらの曲も、とてもじょうずです。
右手も左手も危なげなく弾けて テンポよく、はずむようなリズム!
「Nちゃん、ほんとにじょうずになったね~♪」先生も嬉しくなります。
「この『ひなげし』の曲、好きなんです」と、ママが説明してくれました。
「だって、お花の絵がたくさんついててかわいいんだもん」Nちゃんは満面の笑顔で言いました。
そう、先生もこの曲好きなの。
「ひなげし」も「つきのひかりに」も、フランスの子どもの歌です。
フランスの歌は、とてもおしゃれですてきなリズム・和音を持っているので大好き。
さすがおしゃれなフランスですね。
ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル、サティなど、大変に美しい近代音楽の作曲家たちを輩出したフランス。
子どもの歌も、さすがおしゃれなのです。

Nちゃんも、今日で今年のレッスンはおしまいです。
レッスンを始めて今日まで、ずいぶん音符がよく読めるようになったし、手も動くようになりました。
もうすぐクリスマスなので、「ジングルベル」の楽譜をあげたら大喜び。
さっそく「ミミミ、ミミミ、ミソドーレミー」と読みながら、弾いてみています。
おうちに帰ったら、パパにも弾いて聞かせてあげてね。
来年もがんばりましょう♪ 

テキストもうすぐおしまい

2010年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
M4ちゃん(年長):
「リンロンランロン」、はじめからおわりまで、いっしょうけんめいに両手で全部弾きました。
「すごいね!このごろ、両手がじょうずになったね」と言うと、嬉しそうににっこりしました。
とても緊張して真剣に弾いているので、少しリラックスしながら、両手奏に慣れていくようにと思い、先生と分担を分けながら曲を弾いていくようにしてみました。
分担の分け方は、たとえば
・M4ちゃん-右手 先生-左手
・先生-右手 M4ちゃん-左手
・M4ちゃん-Cコードのエリア 先生-G7コードのエリア
・先生-Cコードのエリア M4ちゃん-G7コードのエリア  とか、いろんな組合せです。
最後に、M4ちゃん一人で 全部両手で弾いてもらうと・・・
最初に弾いたときより、ずっとすらすら、しかもリラックスして弾けました。
6月にピアノを始めて、半年間。こんなにじょうずに弾いたり読んだりできるようになりました!
あと、テキストは この曲を入れて 残り3曲だけです。
今日で、M4ちゃんの今年のレッスンはおしまい。
なので、もし弾けたら、おうちで残りの曲もひいてみてごらん、と言っておきました。
「そうしたら、来年レッスンに来たときは、新しい本あげられるかもしれないよ」
「えっ。新しい本って、何?どんなの?」
「ひみつ~」
M4ちゃん、来年早々に「ひみつ」が解明されるといいね!

ブルクミュラー「バラード」と第九

2010年12月22日 | ブルクミュラー
Y子ちゃん(小5):
先週から、ブルクミュラーの「バラード」に入りました。
と思う間もなく、2週目の今日は 早くも最後まで仕上げてきているというハイペースです。
「すごいね!2ページなのに」
「うん、これね、友だちが弾いてたから」
そう、この「バラード」は、ブルクミュラーの中で「アラベスク」と並び、人気の高い曲です。
どっちもマイナーキーなんですが、ちょっとぞくぞくするような強い魅力のある曲で、私も子どもの時 上級生が弾いているのを聴いて、早く自分も弾きたいな~、と憧れていました。
いよいよ自分が弾くことになったときは「やったー」という気分でした。

さて、Y子ちゃんの「バラード」、ソツなく弾けているのですが、さらに色彩的な表情をつけていくよう指導していきます。
「バラードっていうのは、物語詩、というような意味なのよ。曲のはじめから終わりまでで、一つの物語を表しているような・・・」と、まず曲のスタイルを説明します。
「ゲームでいうと、ロープレ・・・ロールプレイングって感じ。ほら、ドラクエとか」
「ふうん・・・」Y子ちゃんは、うなずきながら聞いています。
「はじめのところは、勇者が馬に乗って、嵐の中、断崖の道をひた走っていく。ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ、ダッ・・・と馬の蹄(ひづめ)の音。ジャーン!と稲光り。」
「うーん、わかる!」
「いよいよ敵が現れた。両者剣をとって対決だ!ジャーン!」
先生はだんだん興奮してくる。
「場面は変わって、こちらはお城のピーチ姫。甘く美しく、歌うように弾いてね・・・ピーチ姫の場面が終わると、カットバックで勇者の様子が映し出される。はじめと同じ、馬の蹄と稲妻と、きらめく剣のぶつかり合い。終わりの方は、ついにクライマックスとなり 敵をうち負かす。破れた竜王は、恐ろしい声を上げながらも次第次第にその姿は小さくなり、彼方へと消えていく・・・ダーン!めでたしめでたし」
「ああ~、そうか~」

イメージがビジュアルとなってうかんできたところで、さあ、弾いてみよう。
勇者の馬は鋭く、ミステリアスに、しかしオーバーアクションにならないように。シャリーン!と切り結ぶ剣の音は凄みをもって。
そしてピーチ姫の伴奏は、重たくならないよう あくまで可憐に軽やかに。
そしてフィニッシュは一気に盛り上げて・・・やったー。
すごくじょうずに弾けるようになったねー!
イメージは大事。イメージすると、こんなにも音楽が変わるんだから。

「バラード」の後は、アレンジの曲に 年末だから「歓びの歌」を選んでいました。
Y子ちゃんのピアノがほぼできあがったところで、先生がエレクトーンでバックを合わせ、二人で「第九」の大合奏をやりました。
そこへ、保育園のM4ちゃんが来たので、M4ちゃんとママに「年末の第九大合奏」をご披露し、拍手喝采を浴びました。
Y子ちゃんの今年のレッスンは、これで終わりです。
今年は心身ともに一段と大人っぽく成長したY子ちゃんでした。

レッスン納め二番手

2010年12月22日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん:
バロック曲集のスカルラッティ・ソナタADur、そしてクーラウのロンドハ長調、どちらも全曲、完成しました。
お見事!
Hさんの場合、「弾ける」=「暗譜している」なのがすごいところです。
小さな子どもだと珍しくないことですが、大人の人で これほどまで瑞々しい暗譜能力を見せてくれる人は あんまりいないです。
バロックは次の曲に番号を進め、「曲」の方は、Hさんに希望をきくと「今度はロマン派がいいですわ」とのことなので、ロマンチックなピアノタッチのコンコーネの曲をやってみることに決めました。

今日で、Hさんの今年のレッスンは終わりです。
「1年、早いですわねー」と 二人で感慨にふけりながら、本年度のレッスンじまいとなりました。