HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

今年のレッスンおしまい

2010年12月28日 | レッスン日記(小中高生)
いよいよ、ヒバリ教室のことしのレッスン 最終日となりました。
本日のレッスンは「ウォーリーズ」の四人です。

Tくん(小5):
「ひまわり」はじめから続けて弾いていきます。
前半の方はとってもいいノリになって、ポップスらしいリズムが出ています
以前に苦労した中間部も、それらしく弾けるようになっています。
一番最後のフィニッシュ部分は、今日初めてで、まだ一切手を着けていなかったのですが、いきなり弾いてみました。
それも、エレクトーンでオートリズムをかけながら。
自分一人で弾くと、どうしても、弾きにくいところはゆっくりになったり、つっかえると弾き直したりしてしまいますが、オートリズムが出ていると、イヤでも何でも とにかくリズムに乗って弾かなければなりません。
そこがポイントです。
ほうらごらん、Tくん、初見の譜面でもなんとかリズムに合わせて、両手で弾けてるじゃん(必死とはいえ)
もう大きい男の子なので、これからはこうした「ノリで大胆に弾ききっていく」センスを磨いていきたいと考えています。

Tちゃん(小3):
「あの~、『魔女の宅急便』の本、忘れた・・・
え~っ、せっかくじょうずにできあがってきて、今日仕上げられると思ったのに?
しょーがないねー
今日は「写譜」の練習に、このあいだの映画会のときの「メリーポピンズ」の楽譜集から「スーパカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!」をノートに書いていたので、それじゃそれを弾こう、ということになりました。
写譜の練習は、いつも4小節か8小節の簡単なソルフェージュ譜を使っていたのですが、今日はいきなり既存の歌を書くことになってしまったので、小節数は普段の倍の16小節、おまけにコードネームも書き写すように言われて、一気に難度アップでした。でもさすが女の子、きちんと区切られた小節線、ととのった音符、きっちりしたローマ字の(初めて書いたのに)コードネームと、Tちゃんの楽譜はたいへんきれいに書けていました
簡単な歌なので、すぐにメロディーは弾けて、そこに先生が簡単な伴奏を考えて左手で弾くようにしました。
Tちゃんの本年最終レッスンは、「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!」で、先生のバッキングと合わせ、にぎやかにしめくくりとなりました。

(そういえば、クリスマス会のときにあげた楽譜集、Tちゃんは家に持ち帰るのを忘れて今日まで教室で保管してたのだ。
やっぱり行く先々になにか置いていく『ウォーリー』、その初代リーダーというのはTちゃんにふさわしい役職だ

M3ちゃん(小6):
Tちゃんが先生とにぎやかに連弾してるところへ「こんちわー」とやってきて、
「あっ、『スーパーカリフラワー』だ!」
この歌、ヒバリ教室のみんなの間では、すっかり「スーパーカリフラワー」という名前になっちゃってます。
さて、自分の演奏は「アヴェ・マリア(グノー/バッハ)」です。
最初の方は、先生のアドバイス通り 右手はくっきりとメロディーが浮かびあがり、左手はやわらかなアルペジオでメロディーを引き立て、本当に大人っぽく美しく弾けているのですが、いざ後半に入って、クライマックスに向かって徐々に盛り上がっていくあたりから、彼女の演奏に翳(かげ)りが現れてきます
1小節ごとに変化するコードが難しい・・・
メロディーも難しい・・・
M3ちゃんの演奏は 作曲者の思いとは裏腹に、徐々に盛り下がっていき、クライマックスの最高に美しさが爆発する箇所で、最低の谷底へと沈み込んでしまうのです。
「M3ちゃん・・・この辺さ~、徐々に、徐々にのぼりつめていって、ばーん!とクライマックスを聴かせたいんだけど・・・その、いちばんいいとこがいちばんヘタだね・・・」
「あはは・・・
「これじゃ、せっかく前半がじょうずなのに、その印象も『最後ヘタだった』っていう印象で すっかり帳消しになっちゃうよ」
「ああ・・・あの、なんだっけ『おわりよければ』の反対ってこと?」
「そっ。『おわりダメならすべてダメ』ってヤツさ」
はは・・・」
M3ちゃん、来年のレッスンでは、見事「おわりよければすべてよし」になった、ビュ~ティフルなアヴエ・マリアを待ってるからね。たのむよ~

Mちゃん(小6):
ブルクミュラー「せきれい」に入りました。
一見、すごく早いスピードで細かい音符を弾かなきゃいけないようにみえるのですが・・・
「Mちゃん。この、前奏のところ・・・最初の1拍目に使われてる『ソミド』という3つの音、ぜんぶ一度に弾いたら、何のコード?」
「C!」
「そう、Cのコードだね。じゃ、2拍目の音はどうだろう?『ミドソ』を一度に弾いたら、コードは?」
「C・・・」
「そう。『ソミド、ミドソ、ドソミ、ソミド!』これ、全部Cじゃない!」
「おおー、なるほど!」
「これをなめらかに弾くには、まず一度、和音として弾く練習をしてみて。和音としてつかむ手の形ができたら、今度はそのまま、パララン!と順に弾いてごらん。ほら、こんなに速く、きれいに弾けた」
「ほんとだ!」
ということで、Mちゃんは 和音の転回を充分練習してみよう、ということになりました。
また、「これ、サンタにもらったんだ!」と見せてくれたのは「ピアノで弾くザ★ヒット2010」という楽譜集です!
「うわー、いいのもらったね~\(^O^)/」
「うん\(^O^)/」
「この中のどれかやろうよ\(^O^)/」
「うーん、嵐がいいな
ということで、Mちゃんが選んだのは「Dear Snow」です。
いーんじゃないでしょうか?
冬休みに練習しておいてね。楽しみだね!
サンタさん、ありがとう。Mちゃんのこと、とってもよく見ててくれたんですね

ということで、ヒバリ教室2010年のレッスンは これにて終了です。
みんな、冬休みを楽しくすごしてね。
よいお年をお迎えください~ またね!(^O^)/