HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

スミレのワルツ その2

2012年05月28日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(小3):
発表会のために、「スミレのワルツ」という曲を練習し始めました。
この曲は、みんながよく弾くストリーボックの「すみれ」とは別もんです。
「すみれ」が好きらしいSちゃんのために、先生がWEBでみつけてきた、多分シャンソン。
とてもおしゃれで素敵なんですが、その分、臨時記号がけっこういっぱいあって、楽譜がちょっと取っつきにくいかな という危惧がありました。
Sちゃんが怖じ気づかないよう、お母さんにも協力してもらって、レッスンを始めることに成功したのが先週のことです。(先週の日記「スミレのワルツ」参照)
「難しくないよ~ 簡単だよ~ 短いよ~ あなたは弾ける~ 」とダマされて、じゃない暗示をかけられて(おんなじか?)ともかくもレッスンをスタートしたSちゃん。
さて、今週はどうなったでしょうか?

先週、最初のレッスンの時点で 1枚目がけっこうできていたので、こっそりお母さんに、2枚目の楽譜を送信しておきました。
「Sちゃんが、ちゃんと宿題を練習してできるようになってきたら、印刷して渡してください」と言って。
きのう、お母さんにきいてみると「一応2枚目を渡しました。でもあんまりできないようです」とのことです。

レッスンに来たSちゃんに弾いてもらうと、2枚目の最初の2段くらいまで、右手をやってありました。
実はこの辺が、「スミレのワルツ」の中で一番むずかしいかな・・・という部分だったので、これをイヤがらずにトライしていたということだけでも、先行きがぐーんと明るいです。
これから後、だんだんラクになっていくでしょうから。
Sちゃんが少しやりかけていた2枚目の前半に、指番号を決め、手の置き方や弾き方のアドバイスをして、それから1枚目の左手を仕上げるようにレッスンしました。
Sちゃんは、何種類か出てくる伴奏形を見ながら「あっ、これとこれはおんなじだ!」とか「これは、たしかここで出てきたね」とかパターンを見分け、ひとつひとつがんばって弾いていきました。
いつも、どっちかというと「知らない曲は難しい」「楽譜も難しい」とプレッシャーを感じてしまうことが多いSちゃんなのですが、ほうら、その気になれば、こんなにしっかり「大人のレッスン」ができる力があるのだ。
小さい子どもでも、曲に魅力を感じていれば、困難も乗り越えよう、という勇気が出るものです。
それに今回は、Sちゃんは知らないだろうけど、お母さんの 目に見えない支えも大きな力になってると思います。ありがとうございます

こうして、巧みにリードされてるとは気づかないまま、Sちゃんは機嫌よく曲の山場へと進んでいくのであった・・・
To be continued!