HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

卒業にむけて

2009年02月05日 | レッスン日記(小中高生)
Kちゃん(小6):
学校で、卒業という大きなイベントのため、いろいろと準備が始まっているそうです。
「お別れ会の時にやる合奏で、私はアコーディオンのアルトやるの」
「へー、すごいね。アルトはメロディーじゃないから、難しいよね」
「うん・・・あと、歌のときは、ピアノ伴奏になった」
「学年で一人? かっこいいね~」
「難しいとやだな・・・」
「でも、いつもヤマカンで何とか乗り切ってるじゃない」
「うん、ふふふ。ヤマカンで何とかなるとは思うけど」
Kちゃんは笑いました。
そう、Kちゃんは、いつもなるべく ヤマカン最優先、なんとか少しでも音符を読まず 努力せずに課題を乗り切ろうとがんばって(?)います。
そしてそれが、ほんとに何とかできてしまうのは、天性のカンのよさ。
こういう、Kちゃんみたいな子こそ、伴奏には向いているのです。

Kちゃんの学校の先生! Kちゃんはすばらしい伴奏者です。お別れ音楽会、大成功まちがいなし!

ごほうびシール

2009年02月05日 | レッスン日記(小中高生)
M2ちゃん(小3):
新しくもらった「ピアノで歌を・3」から、「こぎつね」を見事に弾いてきました。
「すごいねー。いっぱい練習してきたね」
「うーん、それほどでもないよ」というM2ちゃんですが、自信あるタッチや力強くてきぱきと運ぶ指使いは、しっかり弾きこんで「迷いがない」という音です。
じょうずにできたので、カレンダーの裏にかくれている「秘密のシール」を貼ってあげました。
今年レッスン室に貼ってあるカレンダーは、表紙の裏に かわいいシールがびっしりセットされているのです。実はスケジュールシールなんですが、今日みたいに がんばった人へのごほうびに貼ってあげようと思っています。
みんな、シール貼ってもらえるように、がんばろうね。

♪ウィンドチャイム

2009年02月04日 | いろんな楽器
Rくん(小1):
玄関のチャイムが ♪ピンポ~ン と鳴って、インターフォンで「○○でーす」と名乗る・・・・ ふつう、これがみんなの登場の様子ですが、Rくんは違います。

♪ピンポン♪は鳴らず、ドアがそーっと開いた気配がし、続いて 玄関ホールの窓辺にかけてあるウインドチャイムが ♪シャラ~ン チュラ~ン と かすかな音色を奏でる・・・
これで、Rくんが来たってことがわかるのです。

最初のうちは、Rくんがドアを開けたときに風がはいって、ウィンドチャイムが鳴ったのかな、と思っていましたが、考えてみたら そうそう大きな風が入るわけもなく・・・
つまり毎回、Rくんが うーんと手を伸ばして、♪シャラ~ンと鳴らしてるんだよね。(^◇^)

このウィンドチャイム、下北沢の雑貨屋さんの店頭にかけてあったんですが、私がその美しい音色に一目惚れしてしまい、わざわざ取り外してもらって買ってきたのです。

丸い木の板の下に、シャンデリア状に 長い4本のパイプが下がっています。
窓からの光を受け、足元にピアニスト&弦楽四重奏団を控えたこの姿は、まるで教会のカリヨンみたいに神々しいじゃありませんか?!

鳴らすと、あっと驚くようなハーモニーが広がる。
遠い草原をわたる風の音のような 木々の葉のさざめきのような 妖精のハープのような 中世の教会のカリヨンのような その響き。
ひとたび鳴らせば、その音色のとりこ。

Rくんも、先生と同感なのかな。
同じ音楽が好きな人って、なんか「おともだち!」みたいな気持ちになっちゃうもの。
Rくん、仲間だね!


今日は、帰りにお迎えにきたお母さんが、「この曲が気に入って、ピアノで音をさがして一生懸命弾いてるんです。楽譜を書いてやりたいんですけど、私にはうまく書けないので、先生に書いていただけませんか」と、CDを渡してくれました。
「ONE」という曲です。
来週、楽譜を作っておきますね、と約束して、お母さんとRくんは帰っていきました。

楽しみだ。Rくん、喜んで弾いてくれるといいな~♪

手紙・拝啓 十五の君へ

2009年02月03日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小4):
M3ちゃんが「拝啓 十五の君へ」の楽譜をもらって ポツポツ弾いているところへ、Mちゃんがやってきました。
「あっ、ちょっと貸して。あたしにやらせて!」
M3ちゃんが風邪で休んでいた先週、楽譜をもらっていたMちゃんは、ピアノに向かうと、スラスラと弾き始めました。

Mちゃんも、コードの弾き方を教わったので、メロディー譜を見るだけでスラスラと伴奏がつけられる快感を知っています。
Mちゃんは、とても音楽のカンがいいので、コードの流れも何となく体でわかる、みたいなセンスを持っています。
また、メロディーを弾くのも生き生きとして、とてもすてきな弾き方をするのもMちゃんの個性です。

このM&M3の仲良し二人が、どこまで「拝啓~」を表現できるか。
夏休みのコンサートを目標に、半年かけて 二人の可能性の限界まで、一緒に挑戦していきたい、と 年頭の今 私は思っています。 

コードでの伴奏

2009年02月03日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小4):
先週は風邪でお休みしてしまったM3ちゃん。
今日は元気にやって来ました。

M3ちゃんは、クリスマスが終わって年が明け、2月になった今でも、まだ「クリスマス曲集」を楽しんで弾いています。
今日は「赤鼻のトナカイ」をやってきました。
コードネームを見ながら伴奏をつけることを覚えたので、一気に弾ける範囲が広がって、それで楽しくなったのでしょう。
「トナカイ」の後に、先生が作っておいた楽譜「手紙・拝啓 十五の君へ」をあげました。
ハ長調で書いて、コードネームがふってあります。

仲良しのMちゃんんと二人で、弾いて歌うんだ!と言ってる、お気に入りの曲です。
M3ちゃんは、さっそく弾き始めました。
細かい音符がたくさん、それにコードもどんどん変わり、知らないコードも書いてある・・・それでも、M3ちゃんは真剣な顔をして 一生懸命音を探し、コードを数え、とうとう最後まで弾き通しました。
数ヶ月前まで「できるだけ簡単な曲がいい」「音符よめない」「弾けない~」などと言っていたM3ちゃんとは まるで別人のようです。

音楽っていうのは、こうやって、どうしても弾きたい!という気持ちでのめり込んでいくものなんです。
M3ちゃんが、アンジェラ・アキの この曲を得て、すばらしい音楽体験をしてくれることを楽しみにしています。

アキ・ピアノ教本

2009年02月03日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小3):
「アキ・ピアノ教本2」が、いよいよ残りあと10曲あまりとなりました。
今日は「カノンのれんしゅう」という曲から始めます。

ハ長調の音階がベースになりつつ、右手と左手のスタートが2拍ずれていて、カノン(輪唱)になっているもの。

Tくんは、たぶん、妹のTちゃんよりも練習してないと思う。これは先生のカンです。けれども、彼は 練習しない分 カンをとぎすまし、曲のポイントをつかむことがうまいのです。
「カノン」なら、2拍遅れてスタートしたパートが、前のパートをなぞっていくことを素早く理解し、頭のコンピュータをめまぐるしく稼働させながら、みごとに2つのパートをあやつっていきます。
次の曲は「ふてんのリズム」。
右手の和音で拍をきざみながら、左手で ターン・タ・タン、というベースの音を入れていく練習曲です。
人によってはなかなか右と左がうまくかみ合わないリズムですが、Tくんは、思ったとおりパッと理屈を理解して、上手に合わせることができました。
こうして、次回はニ長調のカノンからね、というところまで行ったとき、先生は言いました。
「あと、残り7曲になったよ。ね、これから来週まで、1日1曲、練習して仕上げていけば、1週間でこの本全部終わっちゃうよ?」  
「そうか~。じゃ、1日1曲、練習しよう!」
「そうしたら、来週来たとき、この本卒業だね!」 

さあ、来週が楽しみだ。
Tくん、全部やってくるかな~ ヽ(^0^)ノ

ティンティララ

2009年02月03日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小1):
前回の宿題だった「雪のおどり」。
二短調で、しかも手のポジションが 何度もジャンプして移動しなければならない曲ですが、Tちゃんはちゃんと練習してきて、合格することができました。

次の「ティンティララ」という曲に進むことになりましたが、これはTちゃんの知らない歌です。
まず、曲のリズムからつかむため、カスタネットでリズム打ちをしてみました。
先生の弾くピアノに合わせて、メロディーのリズムを打ちます。

タン・タカ・タン、タン・タカ・タン

ニ短調の、ちょっとキュンとするような、懐かしいような、愛らしい旋律。
ワルツのリズムは心地よく、カスタの音が妙に似合って、思いがけないほどすてきな演奏になりました。
「もう1回やる!」
弾き終わったとたんに Tちゃんが「アンコール」をしたのは、曲が本当に気持ちよかったからかな?
いいよ、先生も、もう一度やりたいって思ったとこ!

ぶんちゃっちゃ、ぶんちゃっちゃ、タン・タカ・タン、タン・タカ・タン、
ティンティララ、ティンティララ、おどるよ~♪

すてきなワルツは、もう一度くり返されて、ますます楽しく響くのでした・・・