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HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ラフォーレ・ミュージアム「魔女の秘密展」

2016年03月05日 | コーラス・合奏サークル
原宿の「ラフォーレ・ミュージアム」で3月13日(日)まで開催されている「魔女の秘密展」。
中世ヨーロッパで根深く信じられていた「魔女伝説」。
その実態は何であったのか。
果たして「魔女」とは誰だったのか。

行ってみました、神宮前交差点すぐの「ラフォーレ原宿」6F、「ラフォーレミュージアム」。
ハモプリメンバーの一人、「魔女」他2名。(ヒバリ含む)
だって、「魔女の秘密展」のオフィシャルサイトのオープニングページにこう書いてあるんだよ。
「すべての魔女よ、集え」。
行かないワケにいかんじゃん?!

ウィークエンドのラフォーレはキャピキャピギャルたちで混雑していたよ。
入口で「音声ガイド・ヘッドフォン」の「怖い声バージョン」を借りて装着し、ホラーな展示室へと入ってみた・・・

入ってみてすぐさま脳裏をかすめたのは「RPG」「リアル中世ファンタジー」「コミック」「ゴスロリ」などのワードであったが・・
しかしそればかりではなく、中世ヨーロッパの世界の気候や人々の暮らし、政治や宗教観、科学的な知識の乏しかった時代の考え方などが、ドイツ、オーストリア、フランスなど30カ所以上の美術館・博物館所蔵の絵画・彫刻などの美術作品の展示と共に解説され、今 楽ちんなぬるま湯生活をあたり前として送っている のん気な私たち日本人も、思わず姿勢を正し、中世という世界に思いを馳せてしまうという迫力も充分ありました。
また、わたくしヒバリのような 世界史・美術史・音楽史などに深い造詣(ぞうけい)を持った大人としましては、それら中世世界史の内容とも結びつく 大変価値ある展示及び解説でありました。

実際に使われたまじない道具、魔女裁判に関する書物や資料、魔女裁判で実際に使用された拷問道具も展示されていて、この時代に生まれなくてよかった・・・今の日本でよかった・・・と つくづく思わざるを得なかった、というのが本音です。

 3人で撮った記念写真

 魔女は特に 箒による飛行を披露。

練習はすこしずつ、すべてのパートに心をこめて♪

2016年03月05日 | 音楽のツボ
Tさん(大人):
このところ仕事が忙しく、なかなかピアノの練習ができません・・・とのことで、思うように練習できていないのがジレンマのようです。
確かに、大人の人はなかなか思うように練習時間がとれませんよね。
「曲りなりにも 曲の最後までは予習してレッスンに臨まなければ」とか「前回注意されたことがマスターできていない」とか、思わなくていいので、できる範囲でできるだけのことを、丁寧にやってみてくださいね、とお話ししました。
「ミスタッチをしないように」と、落ち着かない気持ちで気を使いながら全曲弾くよりも、右手だけ、左手だけ、あるいはたったひとつのフレーズだけ、でもかまわないので、落ち着いた気持ちで 手の動きや音色の弾き分けなどに充分気持ちを込めて、納得できるまで弾いてみてほしいです。
また、新曲を弾く際、大切なのはパート練習。
パート練習は必須です。
面倒でも、必ず充分行なってください。
「パート練習」というのは、右手&左手の2パートとは限りません。
右手の中に 2つや3つのパートが織り込まれている場合があります。
左手も同様です。
もし、右手に2パート、左手に2パートあるとすれば、パート練習は4種類・・・4パート分必要です。
初めから、それだけのパートがあることが見つけられないこともあるかもしれませんが、とりあえず右手と左手を別々に見ていくと、その中にいくつかのパートが含まれているのが見つけられたりします。
新しい曲を、いっぺんに両手で弾いてしまうと、そういう繊細なパート分けが読み取れず、ただ目立った音をなぞっただけの、つまらない演奏になりかねません。 

ピアノは「まちがえずに素早く弾く」のが目的ではなく、「弾いているとき、あるいは聴いた人の気持ちが 美しいものや幸せな気分で満たされるような」そんな音色を紡ぐことを求めて弾くものだから、それを満たすように充分時間をかけて弾いてほしいのです。

少なくともヒバリ教室では、「たくさん予習してこないとダメ」ということはないので、安心してノロノロ練習してくださいね。(笑)

猫のギャラリー終了

2016年03月04日 | 発表会・コンサート記録
2月22日の「猫の日」をはさんんで、2週間の間 駒場のカフェ・アンサンブルさんに展示していた、I さんの猫の刺繍作品ギャラリー期間が 今日で終了です。
夕方、カフェのお客さんがいなくなった後に、I さんやアンママさん、カフェの息子さんたちと一緒に 作品を引き上げました。
壁面をぐるりと飾っていた猫たちの額が 1枚1枚、それぞれの箱に収まり、重なって 大きな袋やバッグに入ってしまうと、 「ああ、この子たち、また長い眠りについてしまうんだ・・・」と、切なくなります。 また来年の「猫の日」に、明るい光を浴びて壁を飾ってほしい・・・

写真は、I さんが「今回の記念に」とヒバリにくださった、I さんお手製のピン・ブローチです。
「売り物じゃないの。大切にしてくれる人にプレゼント・・・」と。

差し渡し2センチくらいの石に、猫の顔が描いてあります。
ちょうど猫の顔の形そっくりの石を見つけて作ったのだそうです。
細い細い筆で 小さな猫の顔の毛並みや目の輝きまでミニアチュアのように丁寧に描いて、首にはスワロフスキーの首輪を巻いています。
いくつかブローチがあった中で、この子が うちの子にそっくりな顔だったので、これをいただきました!


お出かけに、あり合わせのリボンを付けて アレンジしてみた。

春一番・いい感じだ

2016年03月04日 | コード奏法
Nちゃん(小5):
前回 ざっとコード付けをしてみた「春一番」。
今日は、2パターンのリズムで伴奏を付けて弾くのが宿題でした。

最初のAメロの部分は、基本的な8ビートロックのパターン「ズン、チャ、ズズン、チャ」というリズムで伴奏をつけます。
それほど取りにくいリズムではないと思いますが、これにメロディーを乗せながら弾くとなると 別問題です。
左手のリズムはリズムで 一応1小節ごとにまとまってるのですが、メロディーの方はどのフレーズも、リズムを「食って」いて・・・というのは 小節内でリズムがきっちり収まっていなくて、半小節ごとに半拍ずつ、先取りしてるのです。
これを調子よく、両手合わせて弾くのは難しいです。
また、Bメロの部分は 少しゆったりした タァン、タァン、という 三連符が連なったようなリズム。
どちらも、ノリがよくないと弾けません。
Nちゃんは、最初こそリズムを戸惑ったりしましたが、2~3回弾いているうち すぐにリズムに慣れ、かっこよく弾けるようになりました。
BメロのリズムもOKです。

ただ、コードの変わり目で 少し時間をくってしまうので、これが全部つながるように、そして誰かが一緒に歌っても、途切れることなくちゃんと歌が歌えるリズムで仕上げてきてね、ということになりました。

Nちゃん、ポップス奏法とっても上手になったよ。
「春一番」、来週おもいっきりはじけて弾こうね。

いちばん高い音の「メリーさん」

2016年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(4歳):
レッスン室に入って「アレ?」と気がついた。
保育園のリュックをしょってきたけど、ピアノバッグを持ってくるのを忘れていました。
保育園の荷物や、ピアノのバッグや、全部もれなく持ってくるのは本当に大変だと思います。
とりあえず、テキストがないので 歌をたくさん弾いて丸をつけてもらうことはできないけど、代わりに他のことがいくらでもできるから大丈夫。

「じゃ、リズムカード遊びをやろう」
先生は リズム音符の書いてあるカードをたくさん取り出しました。

8分音符、4分音符、2分音符、4分休符が それぞれ書いてあるカードです。
これまで、先生の言うリズムを真似してカスタネットでたたくことはやっていたCちゃんですが、そのリズムを音符から読みとってたたく、というのはやったことがありません。
先生がテーブルに、各種のリズムカードを取り混ぜて並べます。
「このリズムを、こっちがわから順番に見てたたいてみてね。お口でリズムを言いながらね」と指示してみると・・・
Cちゃんはいっしょうけんめいにリズムカードを見ながら、
「タン、ウン、タタ、ウン、タタ、タタ、ターアン」と 正しくリズムを読み取ってカスタネットをたたいています。
もう、こんなことができるようになった!

そこからはCちゃんの好きな「カード並べゲーム」と称して、Cちゃん・先生・交代にカードを並べ、もう一人がそれを見てリズムをたたく、という「遊び」を繰り返しました。
リズム遊びおもしろかったけど、ピアノも弾いてもらいたいので、Cちゃんの得意な「メリーさんのひつじ」を、先週と同じようにいろんな場所で弾こう、ということにしました。
ピアノの一番低い場所での「ミーレドレミミミ」を見つけて、そのポジションで「メリーさんのひつじ」を弾いたあと、次々と高いポジションに移動して、だんだん明るい音になっていく「メリーさんのひつじ」を楽しみます。
一番上の方までいって・・・もう「ミーレドレミミミ」を弾ける鍵盤がないよ?!と思いきや、Cちゃんはいいました。
「ここにもあるよ、『ミーレドレミミミ』」そして、一番高いエリアの「ラーソファソラララ」を弾いたのです。
そうだね。そこにも「メリーさん」があった!そこで弾けば、ちゃんと最後まで弾く鍵盤があるよね。

ラーソファソラララ ソソソ ラドド
ラーソファソラララ ソソラソファー

Kちゃんはヘ長調で、ピアノの一番右橋の「ド」の音まで使って、うーんと高い音の「メリーさんのひつじ」を弾いたのでした!

「お別れ」・意外と簡単だからね

2016年03月03日 | ブルクミュラー
Mちゃん(小5):
先週期待した通り、難しいと思っていた「カノン」が 一発合格になりました。
しばらく曲集をやっていたので、そろそろブルクミュラーにもどらなきゃね、ということで、この前の続きはどこからだっけ?とページを開いてみたら
「お別れ」・・・
ガーン・・・いきなり「お別れ」だよ。暗い・・・
まあしょうがない。
とりあえず、先生が弾いて、聴かせてあげました。

冒頭は、いきなり感情の爆発。ドラマなんかでよく見かけるパターンですね。
いきなりクライマックスがくるっていう。
それから徐々に、状況説明みたいなのがあって、お別れの悲しみがひしひしと伝わってきて・・・
「真ん中の部分は明るいね。ここはどういうところなのかな?」
先生が問題を投げかけてみると、Mちゃんは言いました。
「仲がよかった頃・・・?」
そうだね。仲良くしてた大事な人と、今は別れることになったけど、楽しかった色々なことを思い出してるところかな。
だけど現実には、お別れに直面してる。また悲しいメロディーが戻ってくるね。
そういうドラマが表現される曲なんだけど、テクニックとしては「三連符」の練習だね。

小学校最終学年が間近となり、 勉強の方もけっこう大変になってきてるMちゃんなので、新しい課題が「難しい」と思って負担にならないように、宿題にする前に少し予備練習をやってみました。
まず、三連符の3つの音のまとまりを1回のモーションで弾くとして、音を3つずつ区切りながら、手首を使って まとまりごとに弾いていきます。
次の三連符を弾くまでに間が空いてもかまいません。
慣れたら、ここで初めて、楽譜に書いてあるリズム通りに弾きます。間も空かないように。
この練習をやってみると、Mちゃんはすぐにきれいな三連符が弾けるようになりました。

「じゃ、一人でやってきてね。この曲、2ページもあって長いみたいだけど、実は最後の部分は、最初のメロディーが再現されただけ。だから、けっこうお得な曲だよ」
先生はダメ押しで、「簡単に弾けちゃうからねオーラ」を送っておきました。
「難しそう!」「分量多そう!」と思って弾くのと、「ほんとは簡単」と思って弾くのでは、気持ちの負担が全然ちがうのでね。
Mちゃん、来週、どこまで一人でやってこれるかな。

Hちゃんと うれしいひなまつり♪

2016年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小2):
ずっとやってきた「うたえる!ひける!ピアノ曲集(2)」が、いよいよ最後の1曲となりました。
この曲集の中では、比較的やさしく弾けるアレンジで 本の前半に出ている「うれしいひなまつり」。
「この歌は3月に弾くのに残しておく」と言って、最後まで取っておいたのでした。
先週「エーデルワイス」が1発でクリアとなり、いよいよ今日は、3月の最初のレッスン日。
最後まで残しておいた「うれしいひなまつり」を弾く日です。
おまけに、今日は3月3日。
まさに「ひなまつり」の日なのです。

この歌をレッスンするのは今日が初めてなんですが、もうしっかりとピアノの力がついたHちゃんなので 一発合格もアリと見ています。
楽譜を開いたHちゃんは
「何回まで間違えて合格?」と聞きました。
自分でも合格を充分意識してるようです。
「3回」先生は言いました。「きっとそれ以内で弾けると思う。」
「えっ、3回!」急に緊張し出したHちゃん。
「ほら、ここに言葉(歌詞)が書いてあるでしょ。4番まである。先生歌うから、Hちゃんが弾いてね」
「え~、4番まで弾いて3回~?」
「大丈夫だよ。そんなにまちがえないって。4番弾くころには、上手になって間違えなくなってるし」
「あっ、そうか」
なんかムリヤリな納得のさせ方だけど、Hちゃんはそれで安心したらしいからOKなんです。
「これ、サトウハチローって人がつくったんだね。この名前、知ってるよ」
とHちゃんが言いました。
そうか。「うれしいひなまつり」は サトウハチローさんの作詞なのか・・・
そう思って歌詞をながめると、文学の薫り高い 雅さえ感じさせる歌詞なのでした。

いよいよ、慎重にHちゃんが弾き始めました。
先生はHちゃんのピアノに合わせて歌います。
1番、2番、3番、4番。
いい歌です。
しみじみ日本の美しさを感じる、優雅でちょっと哀しいひなまつりの歌。
Hちゃんのピアノも、2番3番と回数を数える度に安定して美しくなってくる。
すっかりひなまつりの風雅を味わうことができた、Hちゃんとの共演でした。

4番まできれいに弾きとおし、合格の「たいへんよくできました」シールを貼ってもらったHちゃん。
「今日はおひな祭りパーティーするの?」と聞くと
「お寿司食べるよ。おひなさま飾って、それからその上に、私の好きな ボロ!」と言うので 大笑いしてしまった。
聞くと「ボロ」というのは、Hちゃんが小さい時から手放せずにずーっと、就寝時の「ねんねセレモニー」に使っているボロギレ(ママの服?)のことらしい。
それ聞いて ますます大爆笑しちゃったんだけど、「だってそれ使うと、ホントによく眠れるんだもーん!」と霊験あらたかな「ボロ」のようでした。
Hちゃん、今日のひなまつり、楽しそうだね。
おうちに帰っても、ひなまつりの歌、みんなに弾いてあげてくれたらいいな。

あわてんぼうのおつかい、おもしろいよ

2016年03月03日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
バーナム「グループ1」のしめくくり、12番がしっかり弾けて、グループ2へと進み、新しいページを見て最初の課題をやってみます。
へ御記号の下の加線からト音記号の上の加線まで、4オクターブの音域にわたる音符も的確に読み、まちがいなく鍵盤をとらえて、しっかりしたタッチで弾くことができるAちゃん、年齢の割に しっかりした理解力と演奏力があると感じます。
ところが不思議なことに、バーナムの後 子どもたちが好きな歌がたくさん載っている曲集に移ると、その実力がいまいち発揮できてない感じがする・・・

タイトルも歌詞もなく、ただただ音符を読んで弾くだけの「バーナム」に引き換え、曲集は きれいなイラストもたくさん載っているし、知っている歌がたくさんだし、みんな大好きなはず。
それなのにAちゃんは、曲集の方を「むずかしい」と言って気おくれしてしまう傾向があるみたいなんです。
これは最近、気が付いたことなんですが・・・

今日の宿題は「あわてんぼうのおつかい」という、学校や学年によってはみんなが知っていて大好きな歌なんですが、Aちゃんはたまたま、この歌を知りませんでした。
すると「知らない歌だとわからない」といって、とまどっている感じです。
おもしろいイラストも描いてあるし、シンプルなわかりやすいメロディーなのに、「しらない」というだけで怖気づいてしまうんでしょうか。
そこで「1番から3番まで歌詞が書いてあるよね。それを見て歌ってみよう」と言って、先生がメロディーと伴奏を弾き、一緒に歌ってみました。
とてもコミカルな内容の歌なので、歌いながらAちゃんは大笑いしています。
歌い終わって、「じゃ音符みながらメロディーを弾いてみようね」と言うと、今度はジッと楽譜を読み、指番号も確認してがんばって弾いています。
次のHちゃんが来ると、「見て!この歌、おもしろいんだよ。あわてんぼうが用事もきかずに飛び出して、つぎはお金を持たずに八百屋に行って、つぎは野菜を買ってお金も払ったのに、それを持たずに帰っちゃったんだよ」と、自分のテキストをHちゃんに見せて、どんなにおもしろい歌かを説明しています。

初めから「練習曲」と認識しているバーナムなら、知らない曲でも積極的に取り組み、かつしっかり弾けて、その上バーナムが大好きなAちゃん。
それなのに、きれいなイラストがついて楽しい歌がたくさん収録されている「曲集」となると「知らない歌だからむずかしい」と消極的になってしまう。
Aちゃんは8歳。
8歳なりに解釈している「ピアノレッスン」のイメージなのかなあ。
練習曲は、音符を読んで弾くもの。
曲集は、楽音符を読まなくてもすぐに弾けて、楽しむもの。
そんな風に理解してるのかもしれない。

なんか、小さい生徒たちの法則というか考え方みたいなものに触れた気がして、興味深く思いました。
Aちゃん・・・
バーナムでも、歌の本でも、楽譜を見れば弾けるのは同じなんだよ。
知らない歌でも、楽譜を読んだら「知ってる曲」になるんだから安心してね。
・・・と言ってあげたいけど。
彼女が、そのことを身をもって納得するのには 何歳ぐらいまで待てばいいのかな。

Sちゃん・左手集中練習の理由・「なぐさめ」

2016年03月02日 | ブルクミュラー
Sちゃん(小6):
右手の1の指(親指)を突き指した、といってテーピングした指でやってきました。
ところが本日の宿題(ブルクミュラー)は、1の指の徹底的な保持練習がポイントの曲「なぐさめ」だったので、1の指を避けて弾くことは不可能、というものでした。
なので、今日は右手はやめ。

前半の、右手テクニック部分はすっぱり飛ばし、後半から始めます。
左手1の指を巧みに使いながら、低音声部のメロディーをなめらかにつなげていく練習です。
今日は左手しかできないということで かえってごまかしが効かず、演奏可能な左手に集中して、たっぷりレッスンすることができました。
左手と一口に言っていますが、実はこの曲、左手だけで2つのパートを弾き分けているのです。
四分音符でなめらかに流れる低音パート、そしてメロディーを縫って小刻みに刻む8分音符の伴奏パート。
これを同時に弾き分けるには、的確な重心の移動と、それをするための柔軟な手首が必要になります。
今日は、たっぷり時間をかけてその感覚を練習することができました。
「右手が弾けるようになったら、今日の練習を思い出して、同じように練習してきてね」
「はい」
と言って 今日のレッスンは終了したのですが、Sちゃんの突き指の原因をきいたら、なんと「木琴で突き指した」んだって。
どうやれば木琴で突き指できるんや?!・・・ていうか、やっぱSちゃんらしい・・・と思った今日のレッスンであった。

第一楽章できました

2016年03月02日 | レッスン日記(小中高生)
Hさん(大人):
ベートーヴェンの小さなソナタ(ト長調)の第一楽章が出来上がりました。
先週、「遠慮せずもっとフォルテを出してくださいね」とアドヴァイスしていたのですが、ちゃんとそのことに気を付けて弾いているのがわかります。
このソナタは、クレッシェンド~フォルテ、ディミニュエンド~ピアノ、というよりも、フォルテとピアノをはっきり弾き分けるようなスタイルになっています。
強いか弱いか、どっちかなので、思い切ってメリハリをつけて弾くと、明るくキレのいい仕上がりになります。

Hさんはいつも「リズムが苦手」と言っていますが、16分音符も細かくきれいに入り、合格の仕上がりになりました。
次回は、第二楽章も少し見ておいてください、ということになりました。