三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

退化/初心。

2007年11月03日 | サロメのはなし
タンゴがマイブームの私に、
相方が「アストル・ピアソラのすべて」のビデオを貸してくれました♪

好きやわ~タンゴ。
私はきっと、タンゴバンドのピアノ弾きになるべきだったんですよ。
クラシックには、どうもハマりきれない部分がありつつ、
ロックバンドのキーボードじゃ欲求不満になり、
ジャズにも、あんまり興味が持てない、
そんなピアノ弾きでした。
タンゴは、私のストライクど真ん中なんですね。
あのマイナー調の熱情、たたみかけてくるリズム。
そう、津軽三味線と一脈通じる要素です(笑)
メロディー楽器のようで、リズム楽器でもある。

さて、ピアソラの話。

ピアソラがタンゴの革命児なのは、
ダンスや歌のバックだった音楽を、
独立したジャンルにしたから。
これって、津軽三味線の場合もまったく一緒で、
津軽三味線もまた、唄や踊りから離れて器楽として独立しました。

が。

我が身を振り返ってみますと。

独奏楽器としての津軽三味線を習いました。
曲弾きに憧れて、必死で練習しました。
それが、いつの間にか弾き語りスタイルに変わり、
最近では、自ら進んで舞踊と組んだりしてます。

おかしいな…これじゃあ退化? 先祖返り? 初心に戻りすぎ??


でも、これが今の私のスタイルです。
やりたいと思うことなんです。
そして、津軽三味線の新たな挑戦だと思うのです。



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アートユニット「EN」第二回公演

SALOME

書 舞 劇 樂 影   のコラボレーション

■2008.2.2.sat.  19:00開演
      2.3.sun.  14:30開演 / 18:30開演
        受付開始:上演1時間前より / 開場:上演30分前より
■会場  一心寺シアター倶楽
        大阪市天王寺区逢阪2-6-13
■料金  前売り 2000円 / 当日 2300円
■お問い合わせ  sakiyama@wa-EN.net



オスカー・ワイルド原作の戯曲『サロメ』と
坂口安吾作の『桜の森の満開の下』をベースに
新たな解釈を加え、ENの“SALOME”が誕生します。

サロメをとりまく3人の男と純粋な欲望
舞台に流れる三味線と篠笛の音色が
幽玄の世界へと誘います。

ENの“SALOME”で
非日常な一時をお楽しみください。


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