三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

普通になるまで。

2014年03月24日 | つれづれ
どちらかといえば私自身はいわゆる受験競争においてずっと勝者の部類で、
最終的には自らドロップアウトして音楽の道を選んだわけですが、
その選択こそが、ろくでもなかった十代への私なりの勝利宣言だったと思う。
本当にろくでもない十代だった。
受験競争の勝ち組であることなんて、当時から何の意味も感じなかった。
中学を卒業するまでのことなんて、今でも思い出したくない。

だから、地元に友達はいない。
例外はたったひとりだけ。

今日はその子とお茶して、いろんな話をしたけど、
そうか、小学校中学校時代に、何でもできてた子も、
かっこよかった子も目立ってた子も、
あれから随分経った今となっては
大概みんな普通の大人になって普通の生活してるんだな。

そう考えたら、学校ってほんとバカみたいな世界だった。
当時はそれが世界のほとんどで、傷ついたり悩んだりするわけだけど、
そんな時期は人生のほんの一部分にすぎない。

それでもやっぱり、いい思い出なんかないし、
今さら誰かと旧交をあたためたいとかも一切ないけどな。

良くも悪くも大人になれない私。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする