三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

アルケスティス異聞。

2019年07月13日 | 鑑賞
清流劇場「アルケスティス異聞」を観に
EN「SALOME」以来の一心寺シアター倶楽へ。



ベースになっているのはエウリピデスのギリシャ劇「アルケスティス」。
ギリシャの小国の王アドメトスが死の運命を宣告され
誰か身代わりを差し出せば死を免れられる、というものの
老齢の両親にも身代わりを拒否され、
若い妻アルケスティスが身代わりを引き受ける。
約束どおり、アルケスティスは死ぬのだが、
折から訪ねてきていた友人のヘラクレスが事情を知り
死神からアルケスティスを取り戻し、大団円に。

ここまでが原作。
そして、今作の「アルケスティス異聞」では
よみがえったアルケスティスが身の浄めをすませ
言葉を取り戻したあとの物語が加えられる。

死と向き合うことで
人は生きることに向き合うのかもしれない。
身近な人をなくしたときや、病を得たときに。
生きていることは、ときに滑稽で愚かに見えることもある、
が、かけがえのないもの。
「生き直す」ことができるとしたら、どう生きるだろうか。
そう考えることで、大切なものが見えてくるのかもしれない。



Shamisen + vocal 静月
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►演奏予定
7月27日(土) 津軽三味線、夏の夜の宴 @祇園 Bar JAMMIN
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
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