地歌も義太夫も含めて
最近ようやく古典が楽しくなってきた、というか
もっとちゃんと勉強したい、と思うようになった。
もちろん、古典を勉強したいと思ったから
始めたことではあったんだけど、
当時考えていたのは、それで学んだことを
創作に反映させたい、ということであって、
古典そのものを突き詰めたい、というわけでもなかった。
でも、最近はもっと本気で取り組みたいと思う。
もちろん、何でも自由に好き勝手やれる津軽三味線とは違って
古典にはいろんな制約もあるし、気遣いもあるし、
そういうのがしんどいと思うこともある。
ただ、その”しんどさ”の一部は
自分自身で勝手に作ってたなと思うようにもなった。
津軽三味線に関していえば
自主公演も営業公演も含めて
それなりにキャリアを積んできた、
その感覚のまま、別のジャンルに行っても
そこでのキャリアは全然ないわけだから
当然、”いつものよう”には出来ない。
それこそ、袴のたたみ方が覚えられない、というレベルからなわけで、
その”出来なさ”を認められるようになった。
これから出来るようになればいいんであって、
いきなり先輩方と同じレベルでやれるわけない。
努力は必要だけど、無駄な背伸びは要らない。
もちろん、演奏に関しても
まだまだ学ぶことしかないわけで、
何というか、この年になって
まだ自分に伸び代がある、むしろ伸び代しかない、と
思えるって、なかなかすごいことだなと(笑)
日々精進。
素晴らしき日々。
椿紅静月×松浪千静×豊澤住静
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►演奏予定
12月18日（金） 三味線三昧＠京都・天Q
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