三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

一撥の積み重ね。

2019年11月07日 | 三味線のはなし
練習する、というと
曲を仕上げるとか
難しいフレーズを弾けるようになるとか
そういうことばかり考えがちだけれど、
どこかで頭打ちになる。

なんか違う、しっくりこない、
手は間違ってないけど何かが足りない、
それはつまり
一音がおろそかになっているのではないか。

三の糸の開放弦を鳴らす。

ただこれだけのことが
何よりも難しい。

でも結局のところ、その一撥の積み重なりが曲になる。
一撥ずつがしっかり出来ていなければ、
全体としてダメなのは当たり前。
誰よりも自分はごまかせない。

 
これは筝曲部のマンガだけど
この中で堂島先生がいう
「一音を軽く見て雰囲気で弾けた気になっている」という言葉、
本当に大事なことだなと思う。
いつも、どんな時でも、どれだけ経験を積んでも、
守るべき基本。


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►演奏予定
 11月24日(日) 天Q邦楽の宴
 11月30日(土) 娘義太夫 豊澤住造一門の会
 詳しくはこちら
►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。

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