三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

ひとめぼれ。

2017年06月10日 | 着物
昨日はナミイタアレで楽しくお客さんやって
いい気分での帰り道に
すべてを台無しにする非道い一撃に遭遇。

憂さ晴らし、ってわけでもないけど
今日は稽古帰りに梅田阪急のplay kimono に寄り道。



Shi bun no San という北海道のブランドに出会う。

アイヌの文様を手彫の型で染めたという着物。
かっこいいの。


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ロックの日。

2017年06月09日 | 鑑賞
6月9日=ロックの日。
ナミイタアレに遊びに行ってきました。


出町柳界隈で仲良くなってるメンバー集合で
楽しかったです。

バリバリのロックバンドはひとつもないロックの日!

で、明後日は
同じナミイタアレで
わたくし出演です。

宜しくお願いしまーす!


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著作権。

2017年06月08日 | つれづれ
JASRACさんが
いろいろ世間を騒がせていらっしゃいますが、
著作権問題。
今日は弁護士さんのお話を聞きましたが、
なかなか難しくて、ハッキリした正解は見えない。

著作権は守るべき権利。
それは大前提。
でも一方で、著作物を利用する権利というか
ルール作りも大事なのでは。
著作者にしても
自分の作品がきちんとした形で利用されるのは
喜ばしいことなんじゃないだろうか。
わかりやすいルールがあれば、
お互いに納得いくと思うんだけど、
そんな単純なことではないんだろうなぁ…

だって
今日の話の中でも
サンプリングに既成の音源を使うのに
許諾がいるかどうか、っていう問題提起があって、
はっきりフレーズがわかる使い方なら必要だけど
たとえばピアノの一音だけを取り出すなら
もうそれは何だか分からないし不要では?
という議論になってて
個人的には、うーーん、と思ってしまった。
そのたった一音にだって
演奏者の思いが込められているかもしれない、
一音の音色にどれだけこだわって時間をかけてきたか
そんなの誰にも分からない。
私だったらむしろ、一音だけ取り出して使われる方が
生理的にイヤだ。

みたいに
いろんな考え、感じ方があって、
ケースバイケースでそれを一々確認するとか
実際不可能だもんね。

何にしても
音楽家もバカではいられない。



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聖者の行進。

2017年06月07日 | 鑑賞

大人になって、というか、
改めて聴いてみてその音楽の良さに気づく、
ということがあります。

聖者の行進。

曲はもちろん知っていたけれど、
メロディーも単純だし
明るい曲はニガテとしているしで
あまり気にしていなかった。

それが、最近ようやく録画を見た某番組で
この曲の生まれたニューオリンズで
今もこの曲が特別な曲である様子を見たりして、
なんて生き生きとした曲なんだろうと認識を新たにしたのです。

やっぱりね、
易しく編曲されたピアノ譜なんてものは
音楽をダメにするのね。
それで知ったつもりになってはいけないということ。

ハリケーンで大きな被害を受けたニューオリンズで
聖者の行進が演奏され、ジャズが人々に力を与えた。
もちろん、ニューオリンズのすべての人が
音楽を必要とし、音楽に勇気づけられたわけではないのだろうけど、
そういう”自分たちの音楽”をもっている人が本当にうらやましい。
東北に行って思うのも同じこと。
自分の生まれた土地の、自分が暮らす土地の、
歴史や空気や訛り。
それを纏った音楽。
それはそこで生きる人にしか醸し出すことができない。

だとしたら、私にできるのは何なんだろう。
って。どうしようもないことを考えてしまうときがある。


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邦楽の日。

2017年06月06日 | 三味線のはなし
6月6日は「邦楽の日」だそうです。
6歳の6月6日からお稽古を始めるとされています。

まぁ、私が三味線を始めたのは18か19の頃ですけど。


6つながりで
六段×六段、いってみましょう。

六段×六段

箏曲「六段の調」と津軽三味線合奏曲「六段」をぶつけてみました。
お互いにあえて歩み寄りすぎないのが、こだわりです。

それぞれ自分の領域を守りながら、
なんとなく絡み合ったりしながらの
スリルが楽しい。



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やる気になれないとき。

2017年06月04日 | 三味線のはなし
三味線を触る気になれないとき。

弾きたい曲がなにも浮かばないとき。

唄う力もないとき。


なんでかな。

そんな日が続いて。


自分の音が誰かに届いているのか

何を表現したいのか

道に迷うときがある。


迷ったときは
じょんから節に立ち返ることにしてる。

最初に習った曲。
そこにすべてのエッセンスがあるといってもいい曲。
何度も何度も繰り返して弾く。
無心で。
思い出すまで。
津軽三味線にあこがれた初めてのときを。
自分のために弾くことを。



BUDDY わかるだろ 僕はきっと 立ちあがる
あの志は 今でも 燃えている
ここから 走り出しゃいいよ

song by B'z / BUDDY
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怒。

2017年06月03日 | 三味線のはなし
私が津軽三味線を手にしたのは大学1年の冬。
遅すぎたスタートだとは思っていないし、
それ以前にピアノを弾いてたりバンドをやってたりしたことが
回り道だとかムダだったとも思わないけれど、
もし、もう少し早く出会っていたら…と思わずにいられないのは
初代高橋竹山師の演奏を生で聴きたかった。
その一点に尽きる。

先日、初代のコンサートに行ったことがあるという方にお会いしました。
曰く、初代の演奏はとてもエネルギッシュで迫力があった、と。

竹山流の津軽三味線は「叩かない」といわれますが、
他流の津軽三味線のようには叩かないけれど
芯の強い音だという形容も昔何かで見た記憶があります。

そして、その方が言うには
初代の音には”怒り”が感じられた、と。

なるほど。怒り、か。
そうかもしれない。
そういう言い方は初めて聞いたけど、鋭い。

きっと、ああいう音、ああいう演奏が出来る人は
現代には現れないのだと思う。
当然、私にも手の届かない音。
失われた音。

津軽三味線ひとり旅 (中公文庫)
高橋 竹山
中央公論新社


この自伝を読むと、
私なんかが津軽三味線を弾いてていいのかと思ってしまうことがある。
今の津軽三味線はもう何か別のものになったのかもしれない。
それはそれでいいのだけど。

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三味線は女性のものか。

2017年06月02日 | 三味線のはなし
現在のプロの世界でいえば
三味線は圧倒的に男社会だ。
女性では本舞台に上がれないジャンルの方が多い。

でも、最近読んだ田中優子著『江戸の音』では
三味線は女性が演奏することが多く、それが三味線の性格を決定づけ、
ひいては江戸の音を規定するようになった、という論が展開されています。
確かに、舞台芸ではなく、お座敷だと女性が三味線を弾くということになるのですね。
著者は音楽の専門家ではないので、ところどころ引っかかる部分もありますが、
武満徹との対談はやはり面白い。

江戸の音 (河出文庫)
田中優子
河出書房新社


津軽三味線はこれまた圧倒的に男性が多いもので、
それでも男に負けるなとばかりに叩きつけるような演奏には魅力を感じないし、
かといって「女性らしさ」を意識しすぎるのも何か違うと思っていたり。



先日の堺町画廊で
おそらく初めて三味線というものを見聞きしたハーニ―さんが
三味線は女性に似合うと思う、という感想をくれました。
津軽三味線らしさ、女性らしさ、というバイアスなしに
三味線という楽器そのもの、演奏のスタイルそのものから
そんなふうに感じてもらえたのなら、とてもうれしい。

三味線という楽器が美しく聞こえる演奏、
それが目指すところ。
津軽らしいか、端唄みたいか、
そんなことを超えて
心地いい音楽だと感じてもらえたらと思います。


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6月。

2017年06月01日 | お知らせ
早いもので6月。

今月の予定。



6月11日(日)は
出町柳ナミイタアレにて
源さん『ゆかりの地』展クロージングイベント。
昔の名前で出ております。笑
ソロ出演です。



6月18日(日)は
みんぱく音楽の祭日2017。

こちらは響喜トリオで出演です。
12:00~12:25 エントランスホールにて。

月末6月30日は
fruits & cafe かわうそ にてソロライブ。


今月も頑張ってまいりますが、
来月の東北公演に向けてもソワソワし始めました。



響喜ホームページ https://hibikimandala.jimdo.com

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