楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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浮間公園の池

2012年02月19日 11時29分47秒 | つれづれなるままに考えること

(JR浮間舟渡駅)
我が家からおよそ2kmの所に、浮間公園がある。
この公園の前に埼京線の駅「浮間舟渡(うきまふなど)」がある。

どうしてこんな長い駅名になったかというと、
駅そのものが板橋区舟渡と北区浮間の区境にあるからだ。
駅もそうなら、浮間公園の池も中心線の左右で、
板橋区の北区に別れる。

(浮間公園、左の風車があるほうが板橋区)

どうしてこうなったかと言うと、
実はこの浮間公園の池は元荒川であったからである。
その昔、荒川の流芯を境に板橋区と北区に分かれていたという経緯がある。
荒川は大きく曲がりくねっていたため、
大雨が降るたびに氾濫していた。

(中央の浮間公園、現在の地図)

そこで明治になって治水事業が進められ、
曲がっている荒川を直線のし、
さらに上流から一本別の流れを造った。
荒川放水路と以前は読んでいたが、
現在の荒川である。

浮間公園の池は川の名残である。
地図をごらんいただければ納得いただけよう。
放水路が出来る前の荒川は、
現在新河岸川と呼んでいる曲がりくねった川であった。
手書きした地図の頂点が今は戸田橋であるが、以前は戸田の渡しであった。


(治水前の荒川を手書きした)

(板橋側の戸田の渡し跡)

(現在の荒川の流れ)

(現在の戸田橋と埼京線の鉄橋、この右側に戸田の渡しがあった)
コメント (3)
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