楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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     ・おくのほそ道を歩く

身体髪膚、これを父母に受く、あえて毀傷せざるは孝の始め也.。

2012年02月10日 13時08分24秒 | つれづれなるままに考えること
表題は次のようにつづく。
「身を立て道を行い、名を後世に挙げ、以て父母を顕すは孝の終り也」(孔子)

今日、なぜか分らないが、大学の卒業証書をみた。
証書を入れた筒をあけると、証書のほかに一枚の画用紙が入っている。
広げてみると毛筆で、
(座右に銘ず)
(身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるは孝の初めなり。
身を立て後世に名を揚げ、もって父母を顕すは孝の終りなり」
と書いてあった。自分の字だ。

表題と「道を行い」が抜けているが、およそ似通ったものである。
(自分の身体は、髪の毛からつま先まで両親から貰ったものである。
決して傷をつけては成らない。それが親孝行の始めであり、
立身出世して父母の名を世に知らしめるのが孝行の終りである。)
とこんな意味である。

学校卒業以来開いてみたことがない卒業証書のなかに、
こんな座右銘を記入しているのを忘れていた。
しかし、定年後17年たつが、およそ自分の行動は、
この教えに逆らってはいなかったと、
今考えるとそのように思える。
この座右銘の中で前段の「あえて毀傷せざるは・・・」の部分は、
目の手術や、痔の手術や、癌のため下腹部を切って十一年経つが、
これはこれで良かれと思ってした事、違背したとは思っていない。

後段の「身を立て名を挙げ・・・」は達成できなかったのは、
残念なことであるが、自分の能力のこと、ある意味で止むを得ないと思われる。

しかし、与えられた立場で、自分で出来ることを一心不乱にやってきた。
自分ではこれ以上のことは出来ないと思える程度にやってきたから、
人生悔いることは何もない。

後僅かな年で傘寿になるが、歳をとればとるほど「長生きしたい」思いが強くなる。
とても叶いそうもないが、
あと十年も経つと孫が大学を卒業し、
どんな社会人になるだろうかとか?
あるいは活発な孫娘がどんなお嫁さんになり、どんな男性と結ばれるのか?

見てみたい気がする。

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