楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

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小金井宿から石橋宿へ (旧日光街道・奥州街道を歩く 53)

2016年10月15日 03時10分15秒 | ひとり歩き旅


JR小金井駅を下りる。
前回改装中であった駅舎も綺麗になって養生シートが外されている。
駅前に「C57蒸気機関車の車輪」が展示してあったのを思い出した。

(JR小金井駅)


(C57機関車の車輪)


綺麗に整備された駅前ローターリーを回って先に進む。
駅を振り返ると、前回気がつかなかった観光案内所が目についた。
戻って、下野市(しもつけし)小金井の観光案内地図を頂く。

道路を先に進むと国道4号線と交差するが、
地図によれば旧日光街道は、もっと先の交差点を右折する様になっている。

やがて左手に、女性の銅像らしきものと電車の客車が展示してある公園らしきところが左手に。
その先に信号がある。地図によればここが旧街道(?)と思い右折する。
旧街道にしては、どうも道が広すぎる。

(女性像と客車がある公園)

(悠久の翔の女性像)

後で解ったことであるが、公園は日酸公園と言う。
(日酸公園の地図)


仕方なく右折すると、
みずみずしい茄子が如何にも「秋茄子は嫁に食わすな」と言いたげな茄子畑。
しかし、旧街道にしては立派な広い道路である。
(茄子畑)


かなり長いな距離を歩いて道路は突き当たり、右折して国道4号線に出る。
「小金井北」の信号を渡った先にお寺の門らしきものが見える。
道路案内に「蓮行寺」とある。

(奥に見える蓮行寺の門)


地図によれば蓮行寺は、JR小金井駅を出て約15kmある。
旧街道には、蓮行寺までには見るべき一里塚や本陣跡、他に寺社がある筈である。

スタート時点でどうやら道を間違えてしまったようだ。
女性の裸婦像に見とれたり、畑の秋茄子に見とれていてはダメで、
街道歩きに専念していない証拠である。
年齢の所為にはしたくないが、昨日まで歩けるだろうか、
途中で動けなくならないだろうかなどと、
変な考えに凝り固まっていたに違いない。

気を取り直して、スタート地点に戻ることにした。
国道4号線を戻ると、「村社 金井神社」「慈眼寺」などがある。
地図をよく見て見ると、国道4号線の内側の道が右手に見え、
その先に国分寺小学校がある。
この道が旧日光街道と見当をつけて、その道に入る。
道路幅と言い旧国道らしく感じる。
なお進むと左側にこんもりとした木が見える。
(史跡 小金井の一里塚)

大木に近づくと「史跡 小金井の一里塚」がある。
JR小金井駅から最初に出会うはずの遺構であった。
さらに旧街道らしき道路を進み、JR小金井時駅からきた道路にでる。
やれやれ振出しに戻ったのは良いが、9時にスタートしたのに、
10時半になってしまった。それにもう一万歩も歩いている。
自分が間違ったのだから仕方がない。


それでは旧日光街道の歩きなおしを始めよう。
JR小金井駅を西口に降り、目の前の直進道路を進むと国道4号線に出る。
その交差点、右向こう角に「こぐま生花店」があり、
裏手に「平野不動産」がある。

(こぐま生花店)

(平野不動産手前の道を右折)

(旧街道を右折すると見える大きな木)


生花店と不動産店との間にある道路を右折すると、
前方に一里塚らしき大きな木が茂っているのが見える。
ここが旧街道でその先が小金井の一里塚である。
道路を直進すると、一里塚は小さな畑に遮られ、
畑の向こうにその塚はある。

(小さな畑と左右にある一里塚)


一里塚は道路を挟んで左右にあるものであるが、
左右の間は空間になっていて塚に植えられた榎が影になって日よけになる、
保育園児の格好の遊び場になっている。
片言も話せないチビが、ボクを見てニコニコして手を振っている。
こんな子供たちを見ていると気持ちが和み癒される。
保育士の方が見つけて「こんにちはと挨拶しましょう」と言うと、
子供は、こっくりと頭を下げた。

塚と塚の間の道路は、そこにだけの空間となっており、前後には道らしきものはない。
二つ並んだ一里塚は東西にある。東側の塚のさらに東側を、
国道4号線が南北に走っている。

国道4号線へ出て見ると、何のことは無い歩道上に
(小金井の一里塚)左の案内看板があるではないか。

(小金井の一里塚の案内)


この案内看板を見て、何も旧街道を探さなくとも4号線を歩けば一里塚はすぐ見つかったのに、
そう思うと、どっと汗が出るは急にお腹もすいてきた。
小金井の一里塚の案内看板の先にマクドナルドの看板が見えるので、
腹ごしらえに入った。

もう11時を回っている。

この先どうなることやら・・・・


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