来月は高校時代の友人らと厳島神社に行く予定です。
寺社仏閣を尋ねる際は、
歴史や由緒を知っているといないとでは、感動具合が全く違います。
今回も下調べとして、ガイドブックや関連する書籍などを読んでいるところです。
役立ちそうな本をネット上で見つけました。
2012年出版のこの本は、手に入れたくても、書店のみならず出版社自体にも在庫がありませんでした。
問い合わせた地元の図書館にもありません。
こうなると、なおさら読んでみたくなるのが人情です。
中古本をあたってみたところ
現在売られていないとなると、プレミアが付くようで
ネットのフリーマーケットでは、中古本なのに定価より高い売値が付けられていました。
ちなみに、本体価格1,114円に対して2,000円以上の値段設定です。
信じられません!
お嬢様育ち(?)の私が、世の中の厳しさを知った瞬間でした。
幸い、
様子見をしていたら、メルカリで定価より少しだけ安く出品されたので
納得できないながらも購入しました。
平家納経は、今から856年前の1164年に平家が厳島神社に奉納した経巻です。
平清盛をはじめとする平家一門の一人一人が写経を行い、その経巻各巻の表紙や見出しに絵を描いたり,料紙に金銀の切箔をあしらったり、軸首に水晶を用いたり
とにかく、工芸技術の粋を極めた贅沢なもので、経典というよりも芸術品とのことです。
ここで、疑問が浮かびました。
神様のいる神社に納経? 仏様のいるお寺にじゃなくて?
神社でお参りする時のみ、柏手は打ちます。
お寺でお参りしている時に、柏手を打っている人を見かけますが、苦笑してしまいます。
しかし、
厳島神社へ大真面目に、阿弥陀経や般若心経を写して納めているところをみると
昔はそれほど区別されていなかったのかもしれません。
仏教と神道はもともと混ざり合っていたのでしょう。
外国人から不思議に思われることの一つは、特定の宗教は持ってないと答える日本人も
大晦日はお寺で除夜の鐘をついて、元旦は神社へに初詣へ。
生まれた時は神社にお参りして、亡くなったらお寺へ。
を、ごく自然にしていることだそうです。
今に始まったことではなく、856年も前から線引きがなかったとは・・・。
英語で、仏教と神道は
「Buddhism」(ブッディズム)・・・仏教
「Shintoism」(シントイズム)・・・神道
仏教と神道は、私たちにとって
宗教というよりも文化と言ったほうが適当なのかもしれません。
厳島神社参拝、楽しみです。
晴れるといいな~。
#厳島神社 #平家納経 #仏教 #神道