今回で、広島旅行についての報告は最後にさせて頂きますので
お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
広島旅行で外せないのは、
お好み焼きを味わうことと、被爆地で当時の出来事に向き合うことでしょう。
タイミングの悪かったことに
厳島神社の大鳥居に続き、原爆ドームも修繕中でした。
原爆ドームから慰霊塔に向かう平和記念公園内は、木々が秋色に色づいてのどかな風景を演出していました。
この風景は、資料館を見学する前と後では感じ方がまったく違ったものになります。
私は、今もって感受性が強いのでしょうか・・・
資料館内の、当時の被爆者の痛々しい写真を見ることができませんでした。
途中からは顔を上げずに、写真の下の説明だけを読ませて頂きました。
ようやく、
顔を上げることができたのは、トップシークレットの文字が横線で消された、当時のアメリカの資料前でした。
赤いマーカーが引かれた部分。
「without prior warning」(ウィズアウト プライァ ウォーニング)・・・事前警告なしで
当時アメリカでは、原爆開発に携わった科学者の何人かは、事前警告なしの投下に反対したそうです。
しかし、トルゥーマン大統領に承認された暫定委員会は 「労働者の住宅に囲まれた軍需工場に、事前の警告なしで」 投下するべきだと決めたそうです。
なんでよっ!?
歴史に 「もし」 は、ないと言われますが
原爆を投下しないでくれたら、せめて、事前に警告してくれていたなら
死なずに済んだ命が、たくさんあったかもしれません。
資料館で当時の悲惨な様子を知ったあとで、再び私の目に映った平和公園内の景色は
そこはかとなく悲しい色合いを帯びた景色に変わってしまいました。
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