時期的に表示されるユーチューブやインスタの広告で(上はインスタのスクショです)
数年前から気になっていたのが
「神韻」(シェンユン)の公演でした。
年初の新聞折り込み広告が私の背中を押し、先日舞台を鑑賞しました(^^)/
会場で無料で配られた、30ページほどあるしっかりしたパンフレットには
全ての演目の解説が書かれていました。
さらに
各演目の前には、司会者が日本語・中国語・英語で解説してくれるので
予備知識がなくても、とてもイメージしやすかったです。
「男性古典舞踊」では、アクロバティックな跳躍の連続で目を見張りましたし
「水袖」では、長い袖がひらひらと舞う様子にうっとりしました。
中国楽器と西洋楽器によって混合編成されたオーケストラの生演奏は
とても耳に心地よく、中華の世界へ誘ってくれました。
驚いたのは舞台背景のデジタル技術。
ステージにいたダンサーが、背景の空で舞ったかと思うと、また舞台に降りて芝居をする。
みたいな視覚的な錯覚(?)を起こすので、舞台空間は壮大な広がりに感じられるのです。
パンフレットによれば、「背景幕とステージ協応」の特許とのこと。
「神韻」はニューヨークの芸術団で、中国を除く世界各国で上演しているそうです。
開演前の挨拶で聞くまでは、中国の芸術団だと勘違いしていたくらいですから
「中国を除く」をとても不思議に感じました。
公演を見終わる頃には、許可されないのだろうと察しました。
それは「神韻」の掲げる方向性からです。
中国の素晴らしい古代芸術や文化を破壊したのは共産党であり、
失われた中国伝統文化を復興させるために、世界で公演している。
政治的思惑に首をつっこむつもりはありませんが
それにしても、公演は素晴らしかったです。
本日の「そうなんだ」は、パンフレットタイトルの中国語にします。
「神韻」は団の名前で「2025」は年だと、お分かりなるでしょう。
「晩會 」(ワンフィ)・・・(夜の)集まり、パーティー
間に「餐」を入れると、日本語では「晩餐会」になるので
「神韻の夕べ2025」と言ったところでしょうか。
私が行ったのは昼公演でした・・・。