休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

興福寺 ~會津八一歌碑~

2018-06-24 12:09:55 | 文学をたどる
 多くの観光客で人があふれかえっているような興福寺。国宝五重塔と同じく国宝の東金堂間の道を奈良国立博物館へ向かって歩いていくと、興福寺の本坊がある。

 

 その向かいのフェンスが張られて鹿以外は立ち入りができない境内地に中に、奈良の古寺であればどこにでもあるように、會津八一の歌碑が建っている。

 

 歌碑には、「はる きぬ と いま か もろびと ゆき かへり ほとけ の には に はな さく らし も」と本人の字で刻まれている。「南京新唱」では興福寺をおもうという題がつけられている。春が来たと言って、多くの人が興福寺の庭を行き来している。そのには、桜の花が咲き乱れていることであろうという意味だそうだ。

 

 僕の中では、興福寺の桜というイメージがあまりなく、ピンと来ていないところもあるのだが、あまり桜の季節に来ていないからだろうか。どうしても国立博物館の特別展に合わせてくることは多いので、新緑の頃か紅葉の頃に来ているからなのだろう。ブログの写真もGWの頃のを使っている。

 歌碑の隣には、興福寺の大湯屋があり、苔むした周りの土地とマッチして、落ち着いた雰囲気を醸し出している。大湯屋も室町時代に五重塔と同時に再建された建物で、現在は国の重要文化財に指定されている。残念ながら、非公開である。

 

 今も昔も、興福寺の地は、多くの人々でにぎわっていたのだなあ。確かに奈良の地に、この五重塔がなかったとしたら、どれだけ奈良の景色が味気ないものになったか。東金堂、五重塔と南北に並ぶ様子は絶好の写真スポットだし、猿沢池、ならまちから見上げる五重塔の威容は本当に美しい。

 

 そして、これからもこの景色を後世に伝えていかないといけないとしみじみと思う。

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1 コメント

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Unknown (omachi)
2018-06-26 00:28:06
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
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